「日本独自のスタイルを構築したい」、ラマス新ヘッドコーチが強化方針を語る

来日記者会見を行ったラマス新ヘッドコーチ

 7月21日、都内ホテルにて「AKATSUKI FIVE」男子日本代表チーム、フリオ・ラマス新ヘッドコーチ来日記者会見が行われた。

 会見の冒頭、あいさつに立ったJBA三屋裕子会長は「待ちに待ったラマスHCは、昨日、長旅の末に羽田空港へ到着したにもかかわらず、そのままナショナルトレーニングセンターに直行されました。熱い思いでチームを作ってくださる、結果を残そうという気概を感じました。JBAも全面的にバックアップしていきます」と、歓迎の言葉を述べた。

 「これからJBAと日本代表チームと一緒に仕事ができることをうれしく思っている。自分が持っている力をすべて出して、プロジェクトを推進したい」と、現在の気持ちを語ったラマスHC。「2019年のFIBAワールドカップ、そして2020年の東京オリンピック出場が目標。そのためにも国際的なバスケスタイルを取り入れながら、日本独自のスタイルを構築していきたい。日本の武器はスピードと言われているが、それも一部と思っている。日本よりもランキング上位のチームと試合をすることで、経験を積みながらプロジェクトを遂行していきたい」と、強化の青写真を語った。

 ラマスHCが初采配を振るうのが7月29日、30日に行われるウルグアイ代表との親善試合だ。「ウルグアイは攻撃力のあるチーム。日本はいろいろな面でレベルアップを果たさなければいけない」と語るラマスHCの目には力がみなぎっていた。

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