8月20日に台湾の台北市で開始した第29回ユニバーシアード競技大会バスケットボール競技が、29日をもって閉幕した。同日の19位決定戦でルーマニアに75-87で敗れた男子日本代表チームは、最終順位が全24カ国中20位に決定。日本バスケットボール協会(JBA)は公式Facebookをとおして、試合後の代表チームメンバーのコメントを発表した。
陸川章ヘッドコーチ(東海大学)は、「ヨーロッパのチームに一つも勝てなくて、悔しいというのが一つです」と話す。日本は香港と韓国を下したが、フィンランド、ドイツ、カナダ、ノルウェー、ロシア、そしてルーマニアに敗れ、通算2勝6敗の成績だった。「一つのミスであったり、手の長さの部分だったり、今後どう詰めていけるかだと思います。結果としては非常に悔しいですが、十分通用した部分もありますし、本当に反省しなければいけない部分も多々あります」と総評した。
最終戦後のロッカールームでは、選手たちに進歩を促したと明かす陸川HC。「日本の未来であり、光なんだから、この経験を次のステージ、また再び代表に招集された時に活かすために、ぜひ自分で色んなことを練習でトライしてほしい。そして、所属チームに戻って日本の仲間たちに、これでは世界で通用しないんだ、ということを伝えていってほしい」と、代表選手の経験が国内へ波及していくことを望んだ。
また、「日本での練習のレベル、クオリティを上げないと、世界では勝てないと改めて感じました」と指導者としての危機感も口にする。「私も世界基準を見て感じたので、まずは自チームで選手たちに話をし、この基準に通じる選手を一人でも多く、そして代表で活躍する選手を育てられるよう、鍛え直したいと思います」と語った。
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