2017.11.22

【WC予選直前情報】「今できる最高のパフォーマンスを発揮したい」古川孝敏

「代表に召集されたことを素直に喜びたい」と古川孝敏
バスケットボールキング編集部。取材歴は20年を数え、これまで主に中学、高校、女子日本代表をカバーしてきた。また、どういうわけかあまり人が行かない土地での取材も多く、今年も氷点下10度を下回るモンゴルを経験。Twitterのアカウントは @m_irie3

 頼もしい男が“AKATSUKI FIVE”男子日本代表に帰ってきた。フリオ・ラマスヘッドコーチが11月24日のフィリピン戦でキープレーヤーの1人にあげた古川孝敏琉球ゴールデンキングス)である。

 古川は8月にレバノン・ベイルートで行われた『FIBA ASIAカップ2017』に主力として出場したが、韓国とのベスト8決定戦で足首の負傷により途中交代を強いられた。そして、帰国後、Bリーグ開幕を1カ月後に控えていたにもかかわらず患部にメスを入れる決意をする。それは11月24日のフィリピン戦に間に合わせるための決断だった。

「もちろん約束されていたわけではなかったけど、自分としてはフィリピン戦が目標だった。手術をしたことを無駄にしたくなかったので、無理はしたくなかった中、コンディションを整えることを意識してきた。今、こうして召集してもらったことがうれしいし、今できる最高のパフォーマンスを発揮したいと思っている。チームのためにどれだけ自分が戦えるか、ここを意識して準備も含めてやっていきたい」

 ラマスHCからキープレーヤーに指名されたことに関して、古川自身はオフェンスよりのディフェンスへの貢献を期待されてのことと理解している。

「ディフェンスがとても大事になるのかなと。もちろんシュート決めることを期待されているとは思うけど、1つのポイントとして相手に対してどれだけ激しくディフェンスでプレッシャーをかけれるかも重要になると思う。しかし、それは僕だけの話ではない。チーム全員で意識しなければならないこと。ただ自分は他の選手にもいい影響を与えられるように激しさを持ってプレーするつもりだ」

『FIBAワールドカップ2019 アジア地区 1次予選』が東京オリンピックへの出発点であることは周知の事実。古川は改めて日本代表について思いを巡られた。

「日本代表として戦うということは、すごく大きなことなので緊張感はもちろんあるが、ネガティブにとらえないようにしている。当然プレッシャーはあるけど、それを楽しんでやれるかも大事だと思う。なぜならこうして国を背負って戦えるっていうのは、僕の一つの夢であり目標でもあったので、それは単純にうれしいことだからだ。矛盾しているかもしれないけど、それでも楽しむだけではいけないと思う。そこには自覚と責任が必要であり、もう一度自分の中で昇華させたい。東京オリンピックにはただただ出たい。現役なら目指すべきオリンピックが、東京で行われるのだから他のオリンピックとは意味が違う」

 東京オリンピックへのスタートラインに立った古川が、フィリピン戦でどのようなパフォーマンスを見せてくれるか!? 楽しみでならない。

古川は精力的にメニューをこなしていた