8本の3Pを含む26得点を挙げた辻直人「勝たないといけない試合だった」

途中出場でチームに勢いをもたらせた辻 [写真]=山口剛生

 両チームトップとなる26得点を記録した男子日本代表辻直人川崎ブレイブサンダース)は、チャイニーズ・タイペイとの「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019 アジア地区 1次予選(Window2)」を「勝たないといけない試合だった」と振り返った。

 ホームの横浜国際プールに、同じ2戦2敗の相手を迎えた一戦。第1クォーターは「出だしでいいバスケができず」(辻)に11-17と追う立場となったが、続く第2クォーターはリーグ屈指のシューターがその力を見せつけた。

 開始13秒に3ポイントシュートで初得点を挙げると、次々と長距離砲を沈めてこの10分間で12得点をマーク。チームも計24得点を積みあげ、35-29でハーフタイムに突入した。辻は「僕が入って追いつけて逆転したのは、自分としては上出来(の結果)。(第1クォーターの)ミドルシュートは外れたけど、タッチは良かった。強気で行った」と明かす。

 ただ、辻が「第3クォーターでいい展開になったら……」と嘆いたように、後半の出だしで失速。最後の10分間も残り4分40秒の時点で56-61とビハインドを背負うと、そのままリードを奪えずに69-70で力尽きた。自身は13本中8本の3ポイントを得点につなげ、獲得した2本のフリースローでも得点をマーク。「相手ビッグマン(クィンシー・デービス)のピック&ロールディフェンスがあまり良くなかったので、そこをうまく攻めることができた」

 最後に、25日に敵地で行われるフィリピン戦に向けて意気込みを語った。

「前回(11月)戦っていて、どういう相手なのかわかっていると思う。自分たちが分析して、いい準備をして戦えば、簡単に負ける相手じゃない。絶対に勝てると思って、自分たちを信じてやらないといけない」

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