「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019 アジア地区 1次予選(Window1)」の2試合で先発ポイントガードを務めた富樫勇樹(千葉ジェッツ)をケガで欠く中、篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)が22日の予選第3戦のチャイニーズ・タイペイ戦でスターティングファイブに名を連ねた。
主将も担った篠山だったが、約15分間の出場で2得点3リバウンド2アシスト。「ディフェンスからアグレッシブに行こうとやっていた」との試合後の言葉どおり、激しいプレッシャーを掛けたり、ルーズボールを粘ったりしたものの、司令塔としてチームを勝利に導くことはできなかった。
「勝たなければいけない試合だったと思う。自分たちのミスで非常にもったいない戦いになってしまった」
いつもと異なる審判の判定に苦しむ場面があったというが、「余計なターンオーバーがいいところ(流れの中)であった。また、相手にゴール下でのタフショットを許してしまった」と敗因を分析。また、オフェンス面においては「いいシュートを打てていたが、ミドルレンジ、3ポイントの確率が上がらず、重い展開になっていた」と、チームのフィールドゴール成功率が37.1パーセントにとどまったことを悔やんだ。
ただ、第2クォーターでは川崎のチームメート、辻直人の活躍により一時は流れをつかんだ。篠山自身は「仕事を果たせなかった」と反省の弁を口にしたが、チーム最多26得点を記録した辻について「カムバックできたのは辻の貢献度が高いと思う。チームとしては収穫になった」とコメントした。
予選3戦3敗と苦しむ日本。篠山は「とにかく、負けられない戦いが続く。今日のことは反省して、修正できるところはしっかりする。アウェイでしっかり戦いたい」と、25日に控える敵地でのフィリピンに向けて意気込みを語った。