【W杯予選直前情報】主将の篠山竜青「とにかくリバウンドを取る」、「それができるかどうか」

フィリピン戦に向け意気込みを語った篠山[写真]=山口剛生

 2月24日、敵地での「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019 アジア地区 1次予選(Window2)」フィリピン戦に臨む男子日本代表が、試合会場となるモール・オブ・アジア・アリーナで前日練習を実施した。

 22日に行われたホームでの悔しい敗戦後、中2日でアウェイ戦となる日本代表。報道陣の前に立った篠山竜青川崎ブレイブサンダース)は、今のチーム状況、選手たちの気持ちの部分を問われると、「落ち込んでてもしょうがない。試合はやってくるのでとにかく1勝を目指すことには変わりないですし、その分はみんなも理解してると思う。とにかくフィリピン戦に向けて、この2日でしっかりリセット出来ている」と話した。

 キャプテン、司令塔としてもチームをけん引し続けられるかが問われる篠山。試合に向けては「とにかくボールを前に進めるスピードを速くしたい」と明かし、「相手ビッグマン(アンドレイ・ブラッチェ)はあまり運動量のある選手ではない。アーリーオフェンスの中でピックアンドロールを仕掛けて、外角の選手がアドバンテージを取れればイージーなポイントが増えると思う」と青写真を描いている。

 さらに「とにかくディフェンスリバウンドをしっかり取ること」と強調し、「足を使って攻めた方がリズムにも乗りやすい。もちろん走ることもそうですけど、いかにハードなディフェンスをして、綺麗にディフェンスリバウンドを取るか。そこが一つ大きなポイント。代表戦ではいつも同じポイントになってしまいますけど、ディフェンスリバウンドの部分、それが大きいと思います」と改めて勝利へ課題を挙げた。

「あとはそれを実行できるか、遂行できるかどうか」

 22日のチャイニーズ・タイペイ戦では、日本37本に対し、46本のリバウンドを奪われたことが敗因の一つとして挙げられる。また、0勝3敗で迎えるだけでなく、フィリピンは昨年11月のWindow1で敗れたリベンジを果たさなければいけない相手。念願の勝利へは、日本が目指す“ディフェンスからのファストブレイク”をいかに篠山が引き出せるか、がカギとなりそうだ。

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