2月25日に行われた「FIBAバスケットボールワールドカップ2019アジア地区1次予選(Window2)」で、男子日本代表がフィリピンに84-89の敗戦を喫した。
敵地での一戦で、途中出場の宇都直輝(富山グラウジーズ)は3得点2リバウンド3アシストを挙げ、「通用する部分や、これからもっと勉強しないといけない部分があった」と振り返る。
「前から当たっていたのは7番以外にボールを運ばせようと僕なりに考えた結果ですが、逆に運んできた他の選手に1対1でやられることが多かった印象です。自分たちでディフェンスを崩してしまい、自分たちからやられてしまったという部分も多かったので、コミュニケーションを増やしたり、試合の中でアジャストしたりしていかないといけないと思う」
初めて代表戦を経験したWindow1のフィリピン戦、オーストラリア戦はいずれも無得点に終わった宇都だが、22日のチャイニーズ・タイペイ戦は「代表での(自分の)役割がハッキリした」ことで、前線からの激しいディフェンスや、素早いドライブでフリースローを獲得するなど、“らしい”プレーでチームに貢献。今回のフィリピン戦でも「後半に流れを持ってこれなかったが、日本のオフェンスがいい流れになったのは良かった」と、少なからず手応えを感じている。
また、「負けたことは悔しい」と話した上で、「すごい雰囲気の中でやれたことはいい経験になったと思う。バスケットボールプレーヤーとしてすごく楽しい環境だった」と明かした。
6月29日に千葉ポートアリーナで行われるオーストラリア戦においては、ポイントガードながら191センチ80キロの体格を兼ね備える宇都の活躍が不可欠だ。「(得点を)常に狙っていきたい」と意気込みを口にし、「身長が大きい分、ポイントガードとしてミスマッチになりにくいので、日本の不利をなくせる」と意欲を示した。