2018.09.14

日本、カザフを下して2次予選白星発進…渡邊雄太と八村塁が攻守に躍動

得点、リバウンド、ブロックなどあらゆる面で存在感を示した八村 [写真]=fiba.com
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 9月13日にカザフスタンのバルアン・ショラク・スポーツ・パレスで「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 2次予選(Window4)」が行われ、男子日本代表がカザフスタン代表と対戦した。

 日本は手術明けのニック・ファジーカス川崎ブレイブサンダース)が登録メンバー外。2016年以来約2年ぶりの代表戦出場となる渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)のほか、富樫勇樹千葉ジェッツ)、比江島慎(ブリスベン・バレッツ)、八村塁(ゴンザガ大学)、竹内譲次アルバルク東京)の計5人が先発を務めた。

 試合開始約2分間で0-5のランを許した日本は、渡邊が第1クォーター開始2分4秒にチーム初得点を記録すると、同3分27秒にバスケットカウント、同3分54秒にブロック、同4分20秒に再びバスケットカウント。連続得点で同点に追いつくと、今度は八村がジャンプショット、フリースローで得点を挙げる。渡邊はその後もリバウンド、3ポイントシュートなどでチームを引っ張り、途中出場のアイラ・ブラウン琉球ゴールデンキングス)や田中大貴(A東京)も得点をマーク。篠山竜青川崎ブレイブサンダース)と馬場雄大(A東京)もチャンスを演出し、28-20と8点リードで最初の10分間を終えた。

 続く第2クォーターは序盤に八村が連続ブロック。粘り強いディフェンスで試合をつなぎ、馬場がフリースロー、八村がジャンプショットで加点すると、開始3分16秒に比江島がバスケットカウントを奪う。36-27で迎えた同3分47秒には、竹内のアシストから八村の豪快なダンクでリードを2ケタに。試合の主導権を握ることに成功すると、終盤は富樫の3ポイント2本などもあり、49-34で前半を終了した。

司令塔の富樫 [写真]=fiba.com

 第3クォーターはブラウンのダンクでスタート。開始1分16秒に渡邊が2ポイント、同1分52秒にブラウンが3ポイントを沈め、決められても決め返す展開で試合を進める。その後もブラウンのダンク、八村のフリースローやダンクなどで点差を23点にまで拡大。中盤以降は連続失点で相手に詰め寄られたが、八村のフリースロー、田中の3ポイントなどで突き放した。

 70-50で突入した最終クォーターは、序盤にフリースロー2本と3ポイント1本で5点を奪われる。富樫と八村をコートに戻すと、開始2分5秒に馬場がスティールからの速攻でダンクを成功。同2分55秒には竹内がゴール下でファウルを受けながらシュートを決め、直後のフリースローも沈めた。その後もしっかりと20点差前後をキープしながら試合を進め、85-70で逃げきり。八村がチーム最多の24得点を挙げ、渡邊が17得点2ブロック、ブラウン、竹内、富樫がいずれも9得点の活躍を見せた。

■試合結果
日本 85-70カザフスタン
JPN|28|21|21|15|=85
KAZ|20|14|16|20|=70

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