9月17日に大田区総合体育館で「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 2次予選(Window4)」が行われ、男子日本代表がFIBAランキング25位のイラン代表と対戦した。
敵地でのカザフスタン戦で勝利を収め、ホームに戻ってきた日本。前戦と同じ、富樫勇樹(千葉ジェッツ)、比江島慎(ブリスベン・バレッツ)、渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)、八村塁(ゴンザガ大学)、竹内譲次(アルバルク東京)の5人が先発を務めた。
八村の得点で先制した日本は、渡邊や竹内が積極的にゴール下へアタック。アウトサイドシュートで得点を重ね、フィジカルで勝る相手に対し、第1クォーター開始約5分の時点で8-11と食らいつく。富樫の3ポイントシュートで一時同点に追いついたが、やはり長距離砲に苦しめられる展開。最後はミスから失点を喫し、16-22と6点ビハインドで最初の10分間を終了した。
続く第2クォーターは田中大貴(A東京)や篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)といったベンチメンバーが粘り強いディフェンスを見せると、開始1分22秒にアイラ・ブラウン(琉球ゴールデンキングス)が3ポイントシュートを記録。ブラウンの活躍で試合をつなぐと、同4分28秒に渡邊がスティールからの速攻で同点のレイアップを沈めた。篠山がハッスルプレーでチームを盛りあげ、コートに戻った八村が正確なフリースローを披露。206センチの相手ビッグマン、メイサム・ミルゾイに手を焼く場面も見られたが、31-35とわずかに点差を縮めた。
第3クォーターは開始早々に八村、渡邊の連続得点で39-35と一気に逆転。勢いに乗ると、富樫の3ポイント、渡邊のダンクでリードを広げにかかる。ディフェンスでも奮闘し、残り3分7秒から富樫、八村の連続得点で53-43と点差を2ケタに拡大。渡邊と竹内のフリースロー、田中のジャンプショットなどもあり、57-43と相手を突き放した。
最終クォーターは開始約2分間無得点となったが、馬場雄大(A東京)がフリースローでチーム初得点を記録。ただ、相手のオフェンスを抑え、残り6分36秒のタイムアウト時点で58-45とリードを保つことに成功する。その後、追いすがる相手から逃げきり、最終スコア70-56で勝利。Window4の2連勝で予選通算成績を4勝4敗と挽回し、本選出場へ望みをつないだ。
■試合結果
日本 70-56 イラン
JPN|16|15|26|13|=70
IRI|22|13|8|13|=56