シュートタッチに苦しんだ渡邊雄太…ファンへ「すみません」、「後半はいいプレーができた」

イラン戦で計18得点を挙げた渡邊[写真]=山口剛生

 9月17日、大田区総合体育館で「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 2次予選(Window4)」が行われ、男子日本代表がイラン代表に70-56で勝利。試合後、約2年ぶりに日本でプレーした渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)がインタビューに応じた。

 約30分間の出場でフィールドゴール成功率は14分の5。8本のフリースローを含めれば計18得点を挙げた渡邊だったが、やはり本人は満足していなかった。

「まず言いたいのは、皆さん僕のことを期待していたと思うんですけど、それに見合った活躍ができなくてすみませんでした」

 開口一番、集まった3307人の前で反省の言葉を述べた渡邊。しかし、前半はシュートタッチに苦しんだものの、後半は「まずディフェンスから入ろう」と意気込み、「相手の8番(ベベナム・ヤハチャリ)が前半シュートが当たっていたので、後半は(フリオ・ラマス)コーチが僕に8番を任せてくれました。後半は抑えられたんじゃないかなと思います」と振り返ったとおり、ディフェンスから流れを引き寄せ、チームも第3クォーターで逆転。同クォーターを8失点に抑え、そのまま勝利へ持ちこんだ。

 今後も日本バスケの未来を背負っていく23歳は「皆さんの声援のおかげで後半立て直していいプレーができたので、強豪イランに勝つことができました。本当にありがとうございました」とメッセージを残し、再びNBAへの挑戦に目を向ける。

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