妹の誕生日に花を添えた八村塁「リバウンドをみんなでがんばった」

八村塁

攻守にわたって大車輪の活躍を見せ、日本代表を勝利に導いた八村 [写真]=山口剛生

 9月17日に大田区総合体育館で「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 2次予選(Window4)」が行われ、男子日本代表がイラン代表を70-56で下した。

 6月のWindow3からチームに合流し、以降怒とうの4連勝の立役者ともいえる八村塁(ゴンザガ大学)は、この日も日本をけん引する大活躍。チーム最多の32分を超えるプレータイムの中で、25得点7リバウンド3アシストに2ブロックと圧倒的な存在感を放った。

 試合後のヒーローインタビューでは「チームメート、スタッフ、観客など全員が“日本一丸”で(奪えた)この1勝だったと思う。本当にありがとう」と、興奮冷めやらぬ様子で声を弾ませた。高さがあり、激しいぶつかり合いを強いられたイランに対して「フィジカルがすごく強いチームで、やっぱりリバウンドのところで負けてはいけないと思って。リバウンドを今日はみんなですごいがんばりました」

 最後に、ゲームハイの25得点についてコメントを求められると、「今日は実は僕の大好きな妹の誕生日で。皆さん一緒にハッピーバースデーを歌いましょう」とうれしそうに呼びかけ、会場全体が『ハッピーバースデー』の大合唱。満面の笑みで歌い終えた日本のエースは、明るく幸せな空気に包まれた会場を後にした。

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