11月30日に富山市総合体育館で「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 2次予選(Window5)」が行われ、FIBAランキング49位の男子日本代表が同62位のカタール代表と対戦した。
同予選では初対決となる相手をホームに迎えた日本は、富樫勇樹(千葉ジェッツ)、比江島慎(ブリスベン・ブレッツ)、田中大貴、竹内譲次(ともにアルバルク東京)、ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)の5人が先発を務めた。
両チームとも最初のシュートを外すも、試合開始53秒に比江島がドライブで切りこみ日本が先制点をマーク。ファジーカスもジャンプショットを沈めて続いたが、開始約2分間で比江島が早くも2つ目のファウルを犯してしまう。すると日本は比江島に代えて馬場雄大(A東京)をコートへ送り、ディフェンスをゾーンに変更。これが功を奏して相手を抑えると田中、ファジーカスを起点にリードを広げ残り2分51秒時点で18-7。ベンチスタートの馬場、篠山竜青(川崎)らも得点を挙げたが、終了間際に3ポイントを決められ5点リードで最初の10分間を終えた。
第2クォーター、日本は比江島がコートへ戻り先制の3ポイントを沈めるも、序盤でこの試合3つ目となる反則を犯して嫌な流れに。すると、カタールに10-0のランを許して一気にリードを奪われる。さらには開始4分30秒に富樫が足首を負傷してコートを去るアクシデントも発生。古川孝敏(琉球ゴールデンキングス)の3ポイント、田中、張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)の得点でつなぐも、31-32で試合を折り返した。
しかし、第3クォーターに入ると日本が息を吹き返す。2点ビハインドの開始2分33秒からファジーカス、比江島、竹内譲次の連続得点で9点差とすると、残り4分18秒には馬場のダンクも飛びだし相手を突き放す。守ってはわずか8失点にとどめ、同クォーターを30-8とした。
61-40と大量リードを得た日本。最終クォーターも竹内譲次、田中、古川らがコンスタントに得点を積みあげ点差を保ったまま試合を進める。試合終了残り2分47秒にはファジーカスがスティールからジャンプショットを沈めて31点差とし、最終スコア85-47で試合終了。後半に立て直した日本がホームでカタールを下し、ワールドカップ予選5連勝とした。
■試合結果
日本 85-47 カタール(@富山市総合体育館)
JPN|20|11|30|24|=85
QAT|15|17|8|7|=47