11月30日、富山市総合体育館で「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 2次予選(Window5)」が行われ、男子日本代表がカタール代表に85-47で勝利を収めワールドカップ予選5連勝をマークした。
スモールフォワード兼パワーフォワードの張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)は、この試合で2次予選初出場を果たした。相手にペースを握られた第2クォーター途中からコートに立つと、「とにかくディフェンスを激しくいこうとしましたし、試合のペースが遅かったのでトランジションバスケを出来るように意識した」という。同クォーター残り1分19秒には、その速い展開からファウルを誘いフリースローから得点を記録した。後半には3ポイントやブロックショットも挙げて攻守に活躍。試合をとおして約20分間のプレータイムを得ると、計8得点6リバウンド1ブロックをマークし相手を突き放す原動力となった。
試合後のインタビューでは「前半は自分たちらしくないバスケットだったのでミスが多かった。でも、後半はしっかり切り替えて相手を15点に抑えられた。オフェンスでは50点以上取れたので、いい感じで次の試合につなげられたと思います」と振り返った。自身の出来については「久しぶりに試合に出させてもらって、手応えはある。自信にもつながったので、この経験を成長の糧にしていきたい」とさらなる意欲を示した張本。12月3日の年内ラストマッチ・カザフスタン戦に向けては「アウェイでは1勝できましたけど、油断したら負けがあり得る相手。一つひとつのプレーに集中して勝ちにいきたいと思います」と気を引き締めた。