「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 2次予選(Window5)」の初戦、カタールとの一戦を85-47と快勝した男子日本代表。翌12月1日にチームは富山市総合体育館メインコートで練習を行い、その後、フリオ・ラマスヘッドコーチがメディア対応した。
来年のワールドカップ出場に向けて負けられない状況は変わらない。「(カタールのようにヘッドコーチが代わった)新しいチームでもなく、9月にアウェーで戦った時と全く同じチーム。その試合は完璧な内容で勝利できたが、今回は新たなページをめくるように、新しい試合になると予想している」とコメント。カザフスタンも日本と同様で、まだ本戦出場のチャンスを持っている。「昨日のフィリピン戦はもちろん見た。あのような勝ち方をして、出場権を勝ち取ろうとしてやってくる。日本は5勝4敗、カザフスタンは4勝5敗。ここにすべてをかけてくる可能性もあるかも」と、警戒心を深めている。
カタール戦の第2クォーターで足首をケガした富樫勇樹(千葉ジェッツ)の状況がが気になるところ。富樫はこの日の練習には参加をしていた。ラマスHCは「月曜(カザフスタン戦)には間に合うという状況。今日は練習をしていないが、トレーナーから聞いた話では十分間に合うとのことだ」と、現在は出場の方向で調整を進めているようだ。
それではカザフスタンに対してどのように準備を進めているのだろうか。「今日はカザフスタンのアジャストを行ったが、トランジションの中でもピック&ロールを使うチームなので、その対応をしなければいけない。中心になるのは10番、13番、17番。この3人がシュートを決めてくる。特に10番と13番は長くボールを保持しているのは印象だ」と、マークする選手について言及。「後はサイズがあるのでオフェンスリバウンドにも気をつけなければいけない。その意味ではやはり危険なチーム。カタール戦の後半はいい内容のプレーができたが、それにうぬぼれることなく、頭を切り替えて準備するだけだ」と、カタール戦の時と同様に、目前の相手に集中することを強調した。
男子日本代表は12月2日、富山市総合体育館で前日練習を夕方行い、その模様を報道陣に公開することになっている。