2019.02.22

日本一丸! 大神雄子氏、おのののかさんらと声を枯らしたイラン戦パブリックビューイング

深夜にもかかわらず、イベントには約200名のファンが訪れた
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 2月21日、敵地で行われた男子日本代表vsイラン代表の「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 2次予選(Window6)」にあわせ、ユナイテッド・シネマ豊洲ではパブリックビューイングが開催された。

 試合会場との時差の関係上、イベント開始時刻が日本時間の23時、加えて終了が翌日深夜2時という日程にもかかわらず、日本から声援を届けようと会場には約200名のファンが集結。イベントを仕切ってくれたMCの南隼人氏に加え、ゲストには大神雄子氏(JBAアンバサダー)、スポーツ実況やMCとしても活躍するサッシャ氏、BS12 トゥエルビ「水曜バスケ!」でMCを務めるおのののかさんと田中大貴アナウンサーという豪華メンバーが集まった。

「みんなで日本代表を応援しましょう!」(おのさん)

「僕と同姓同名の田中大貴選手に、試合前LINEを送りました(笑)」(田中アナウンサー)

「みなさん、今日は“日本一丸”でお願いします!」(大神氏)

試合前は全員でハドルを組んで気合を入れた

 映画館の一画を貸し切って行われたこのイベントは、いわば観客が大声を出せる“応援上映”方式。試合がスタートすると、会場のファンは得点が入る度に一喜一憂した。ニック・ファジーカス川崎ブレイブサンダース)の先制点を皮切りに比江島慎(栃木ブレックス)らが次々とリングを射抜けば、立ちあがって拍手と声援を送り、大きなディフェンスコールの末に得点を決められれば「あー……」と肩を落とす。ゲスト陣も客席に混じってスクリーンに向かって声を出し、時には大神氏が解説を入れて試合のポイントをわかりやすく説明してくれた。また、クォーター終了時やタイムアウト時には、Twitterトレンド1位を目指す「#男子バスケ日本一丸」キャンペーンに貢献するため、各々がTwitterでつぶやくなど、あっという間に前半が終了。試合は日本が10点リードを作って折り返した。

 後半の立ちあがりはイランに攻めこまれた日本だったが、竹内譲次アルバルク東京)が立て続けに得点を挙げてチームを引っ張ると、「譲次ー!」と黄色い声が上がった。日本の勝利を確実なものにするべく、試合終盤には当日配布されたマフラータオルを全員で回して盛りあげる。さらには大神氏が会場を煽ってウェーブを作り、現地へエールを送った。残り1分44秒の時点で6点差に詰め寄られた場面では両手を握りしめ、祈るように見守る様子も見られたが、ファジーカスと比江島が試合を決めるシュートを突き刺すと200名のファンは喜びを爆発させた。

勝利を確信すると、ハイタッチで喜びを分かち合った

 現地をはじめ、ユナイテッド・シネマ豊洲や日本各地から送られた熱い声援も力になり、日本は97-89でイランを撃破。試合後、田中アナウンサーが「鳥肌が立ちました!」と話せば、サッシャ氏は「完璧に近い試合だったんじゃないですか!」、おのさんは「注目していた比江島選手が活躍してくれて嬉しい! でも、本当に選手全員が一丸となって戦ってくれましたね」と興奮気味に直後の感想を述べた。また、Bリーグチェアマンの大河正明氏も駆けつけており、「Bリーグの選手だけでも勝ったぞ−!」と喜びを分かち合った。

ラストは大河チェアマンもファンへ挨拶

 仕事帰りに会場を訪れ、かつ翌日は普段どおり朝から仕事に励むというファンが大半を占めたであろう今回のパブリックビューイングイベント。深夜の帰宅となったが、きっとその足取りは重くなかったはずだ。日本は3大会ぶりとなる本戦出場へ王手をかけた。ワールドカップ予選最終戦となる24日のカタール戦でも、今回同様にパブリックビューイングが開催される。24日の試合後は、ぜひ今日よりも多くのバスケットボールファミリーとともに声援を送り、歓喜の瞬間を見届けたい。

文=小沼克年

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