日本代表生き残りを目指すベンドラメ礼生「リングにアタックする姿勢を出していきたい」

約14分間の出場で、3得点1アシストをマークしたベンドラメ [写真]=Yasushi KOBAYASHI

 8月12日、千葉ポートアリーナで「バスケットボール日本代表国際試合 International Basketball Games 2019」が行われ、男子日本代表がニュージーランド代表と対戦。最終スコア99-89で勝利を収めた。

 約14分間の出場で3得点1アシストをマークしたベンドラメ礼生サンロッカーズ渋谷)は、「大貴(田中大貴アルバルク東京)さんが1番ポジションで練習してたので、自分が2、3分つなげればいいのかなと思っていたんですけど、思ったよりプレータイムがあった」と、素直な感想を述べた。

 自身の出来について問われると「相手のピック&ロールのショーに対してもっと攻められたらなという印象はあります。もっと相手のディフェンスをかき乱して、ズレを作れたらなという反省点はあります」と、まずは反省点を挙げたが、「ワールドカップに向けて『日本は速いオフェンス、まずはトランジションを狙え』と(フリオ)ラマスヘッドコーチから言われていたので、今日はすごく走れたと思います」と一定の手応えもあったようだ。

「僕は積極的にシュートを狙いに行こうと思っていて、最初にシュートを打つチャンスがあったので、そこは強気で打ちに行きました」

 そう語ったベンドラメは、第1クォーター残り1分32秒にこの日初めてコートに立つと、同1分12秒に3ポイントシュートをマーク。その後も果敢にリングへアタックした。

 この試合では八村塁(ワシントン・ウィザーズ)とニック・ファジーカス(川崎)の2人で計56得点を記録。ベンドラメ自身、この2人について問われると「ガードが攻められなかった時に塁、ニックというインサイドがあるのは僕たちとしてもやりやすいです。マークがきつくなっていくと思うんですけど、彼らはパスも出来るので、キックアウトでボールが回ってきた時に、ペリメーター陣が決めきれる準備をしておかないといけない。今日はそこができていたのは良かったです」と口にした。

 先発ポイントガードを務めた篠山竜青川崎ブレイブサンダース)や代表候補に名を連ねた安藤誓哉(A東京)に加え、ラマスHCは田中、比江島慎宇都宮ブレックス)をポイントガードとして起用も考えていると公言。ポイントガード争いはますます激しくなっている。

 これに対してベンドラメは「大貴さんはなんでもこなすので、みてて勉強になりますし、安藤選手もいるので、すごい気にはなりますね」と吐露。「僕の課題としてミスが多い。そこをクリアして、積極的に点数に絡みに行く、リングにアタックして、ディフェンスを小さくしてキックアウトしたり、リングにアタックする姿勢を出していきたいなと思います」と今後を見据えた。

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