2006年にもニュージーランドと対戦したベテランの竹内譲次「懐かしさはありました」

竹内は、約24分間の出場で10得点6リバウンドをマーク [写真]=Yasushi KOBAYASHI

 8月12日に千葉ポートアリーナで「バスケットボール日本代表国際試合 International Basketball Games 2019」が行われ、男子日本代表がニュージーランド相手に最終スコア99-89で勝利した。

 長年にわたり日本代表をけん引してきた竹内譲次アルバルク東京)は「(八村)塁(ワシントン・ウィザーズ)がドラフトされて、みんなの前で素晴らしい活躍をして日本のバスケットの新たなスタ―トになったのではないかなと思います」と試合を振り返った。

 ベンチスタートとなった竹内は、第1クォーター残り4分13秒に八村と交代。この試合で初めてコートに立った。八村は同時点ですでに10得点を記録しており、交代した竹内に重圧がかかった。これに対して竹内は「彼が出ている時は彼を中心に攻撃を作っているので、特に僕が出ている時はまた違った流れでバスケットを作らないといけないなというのは感じています」とコメント。

 「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区1次予選(Window3)」以来の八村とのプレーになったが「彼はすごい賢い選手ですし、練習もたくさんしてきているのでそこは心配はしませんでした」と一言。

 試合の反省点については「不用意なターンオーバーをしないというのをアルバルクの時からコーチから言われてますし、バックコートで一番してはいけないターンオーバーをしてしまったので、そこは悔いが残るところです」と悔しさをにじませた。

 竹内は2006年に行われた世界選手権にも男子日本代表として出場。その際もニュージーランドと対戦し、57-60で接戦を落とした。当時を振り返り「相手のアシスタントコーチが世界選手権の時に試合を決める3ポイントを決めた人で、相手も僕のことを覚えていてくれてましたし、懐かしさはありました」と語った。

 次戦を見据えて竹内は「上海でワールドカップがあるということで、日本にアルゼンチンやドイツがきてくれるので、そういう機会を活かしたいです」とさらなる飛躍を目指す。 

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