11月18日から26日にかけて、味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を行っている男子日本代表。合宿3日目の午前練習が終わった後に、合宿に参加している竹内公輔がオンラインでメディア対応を行った。
合宿参加メンバーと同時に発表された「FIBAアジアカップ2021予選<WINDOW2>」の延期。国際試合が行えないことについて聞かれた竹内は「仕方ないことだと思います。多分中止になるだろうなとは予想してたので残念という気持ちはないですね」と心境を吐露。
そんな状況でも今回の合宿はポジティブに捉えているようで、「他の国は分からないですけどBリーグはこの時期に試合がなくて、実戦から遠ざかってしまいますが、代表メンバーでしっかり5対5をやっているので、コンディションの維持としては良かったと思います」と前向きにコメントした。
今回の合宿で日本代表は新システムを導入しているようだが、「去年とけっこう変わったので、ヘッドコーチからは『教えてる段階だからミスを気にせずガンガンやっていこう』という話はありました。まだ3日目なんでなんとも言えないですけど、コーチとは付き合いが長いので、どういった意図を持っているかは分かっているつもりです。キャンプを重ねて完成度を高めていけば、面白いバスケットができるんじゃないかなと思います」と適合への意気込みを語った。
オリンピックまで8カ月と迫ったことについては「長いとは言えないですね。延期になったから長く感じるというのはありましたけど、自粛期間中に合宿はできなかったので時間は足りないという感じがします」と危機感を持つのと同時に「個人的にはコート内だけでなくコート外でも最年長になってしまったのでしっかり代表を引っ張っていけるようにしていきたいです」とベテランらしい責任感を見せた。
また、宇都宮でのチームメートでもあるライアン・ロシターが代表に召集されたことについては「システムは結構違いますがヘッドコーチもライアンにはある程度自由を与えている印象があります。新しいシステムが始まってからまだ3日なんで、ライアンだけじゃなくみんな探ってる状態です」とコメント。
とはいえ慣れ親しんだメンバーであることに変わりはなく、「比江島など長くやってる選手同士では、システムの中でもお互いの良いコンビネーションを出すチャンスはあります」と明かし、「良い意味でシステムに縛られないで自分たちの良さも出していけたら」と前向きな姿勢を見せた。