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トム・ホーバスヘッドコーチのもと新体制となった男子日本代表は、11月27・28日に宮城県仙台市で行われる「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」のWindow1に臨む。11月15日からはその直前合宿が行われており、日本代表候補に選ばれた選手たちが合宿を行っている。
22日、代表候補の1人である張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)が記者からの質問に応じた。
張本は、今回の代表候補の中でも数少ない東京オリンピックの代表メンバー。まずは率直に「新しい体制下でも選んでいただいて、うれしく思います」と喜びをあらわにした。
オリンピックについては「出場することが目標だったので、(その目標を)達成できたことは自分にとってすごいプラスになっています」と話す張本。世界レベルを知る選手として「若い選手に経験を伝えていけたらと思っています」と、初選出も多い今回の合宿で頼もしいコメントも残した。
さらに、前任のフリオ・ラマスHCとの違いを問われると「ラマスHCの時はシステムががっちりしたバスケット」と答えた一方で、「トムさんになってから自由が効くようなシステムになった」と意外な一言。「選手一人一人にとってもやりやすい環境」と好感触を語った。
また、ホーバスHCのシステムと名古屋Dとのシステムの類似についても記者が質問すると「僕にとってすごくやりやすい」とコメント。しかし、「フォーメーションがちょっと多い」と難しさを口にし、「もうちょっと練習しないと選手同士の息が合わない」と詰めの甘さを懸念した。