2021.11.22

フレッシュな気持ちで代表合宿に臨む富樫勇樹「新しいメンバーも含めてすごく新鮮」

合宿に参加中の富樫勇樹がメディア対応に応じた[写真]=日本バスケットボール協会
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 トム・ホーバスヘッドコーチのもと新体制となった男子日本代表は、11月27・28日に宮城県仙台市で行われる「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」のWindow1に臨む。11月15日からはその直前合宿が行われており、日本代表候補に選ばれた選手たちが合宿を行っている。

 その合宿に参加中の富樫勇樹千葉ジェッツ)が、11月22日にメディア対応に応じた。

 現在28歳の富樫は、まず最初に「トムさんに代表に選んでもらってすごく光栄です」と喜びの感想を述べると「新しいメンバーも含めてすごく新鮮で、最初の2試合である中国戦が楽しみです」と語り、気持ちを新たに合宿に臨んでいる。

 また、ホーバスHCの指導については「すごくハッキリしているなと思っています。ペイントの得点と3ポイントとポゼッションの数を増やしたいという話も最初のミーティングであり、選手それぞれがそこを意識して練習に取り組めています」と語り、迫る中国戦へ向け、目指すべきスタイルは明確に共有できているようだ。

 今回の代表候補には、若手や初選出の選手も多く名を連ねた。「すごくいい刺激をもらって練習できています」と富樫は語るが、東京オリンピック後に代表活動に区切りをつけた選手もいることについて聞かれると、素直な心境を明かしてくれた。

「僕自身は最後と思って東京オリンピックに出ていたわけではないんですけど、次のHCによっては『もしかしたら最後になるかも』とは思っていました。トムさんが身長をそこまで気にせず、スキル面でいい選手を使いたいと思ってくれているので、次のワールドカップやオリンピックを見据えて、選手としてレベルアップして代表に貢献したいなという気持ちです」

 また、限られた練習期間で挑むこととなる中国戦については「高さの差があるのは分かって練習をしているので、チームとして機能させることができれば、おもしろいバスケットができるんじゃないかなと思います。新たなメンバーでフレッシュな気持ちで試合に臨めることは楽しみです」とポジティブに返答した。

 シュート力、スピード、スキルを兼ね備えた司令塔は、これまで以上に持ち味を発揮することが可能な、ホーバスHCのバスケットスタイルに自信を覗かせた。

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