2022.02.09

現役大学生として代表合宿に臨む高島紳司「まだまだ遠い場所かなと思っていた」

オンライン会見で意気込みを語った高島
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 2月8日、男子日本代表の強化合宿に参加している大東文化大学の高島紳司がオンライン会見に応じた。

 2022年9月に杭州(中国)で行われる「第19回アジア競技大会」に向けた代表候補選手に選ばれた高島は「初めてA代表に呼ばれたので、自分の最大の武器を発揮できるように精一杯頑張りたいです。今は選考の段階ですけど、大会に出られれば世界の選手たちと戦えるので、自分がさらにレベルアップできるいい機会にできたらなと思います」と意気込んだ。

 同選手は特別指定選手として大阪エヴェッサでもプレーしているが、男子日本代表を率いるトム・ホーバスヘッドコーチのバスケットは、これまで経験してきたシステムとは一線を画すようだ。

「今までしたことのないようなスタイルだったので少し驚きました。ペイントにアタックしてキックアウトからの3ポイントと明確ですし、ビックマンも3ポイントを打ちます。ファイブアウトは初めてやるので、躊躇せずにシュートを打って、アグレッシブにペイントにアタックしていきたいです」

 また、ホーバスジャパンの初陣となった「FIBA バスケットボールワールドカップ 2023 アジア地区予選」の中国戦について聞かれると「負けてしまいましたが、やりたいことは明確にできていた部分もあったと思うので、自分もそれに近づけるようなプレーをしたいと思います」と感想を述べた。

 代表候補のメンバーについては「かぶってはいないのですが、大学の先輩の熊谷航信州ブレイブウォリアーズ)さんは、ずっと見てきた選手なので一緒にやってみたいです」と話しており、初の代表合宿で貴重な経験を得ることになる。

 日本代表は「今まではずっと観る側だった」という高島は、「大学生なのでまだまだ遠い場所かなと思っていたんですけど、こんなに早く選ばれてうれしく思います。まだまだそれに値するかは分からないですが、自分のできることは最大限にチャレンジしていきたいです」と初々しさを覗かせつつも、気を引き締めた。

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