2022.02.23

新たなモチベーションを持って代表活動へ臨む竹内公輔「若手への手助けをしたい」

オンライン会見に応じた宇都宮ブレックスの竹内公輔[写真]=伊藤 大允
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 2月23日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window2へ向けての日本代表候補に選出されている竹内公輔宇都宮ブレックス)がオンライン会見に応じた。

 会見冒頭で、前回のWindow1に続いて最年長での招集となったことについて聞かれると「必要とされてると言われたので、シーズン中で難しい状況でしたけど、また頑張って日の丸つけて戦おうと思いました」と意気込みを語った。

 トム・ホーバスヘッドコーチの練習内容についての質問を受けると、「女子の選手も言ってましたけど、めちゃめちゃフォーメーションが多くて、実際にキャンプが始まったら覚えることが多すぎました。今日の練習でもフォーメーションがさらに4つくらい増えて、頭も体も両方疲れます」とその苦労を明かした。

 そのため、日本代表と宇都宮ではプレースタイルにかなりの違いがあり、「そのアジャストをもっとスムーズにしなければいけない」と自身の課題についても語った。

 チーム最年長の竹内は「若手に負けたくないという気持ちはもちろんある」としつつも、「同時に若い選手への手助けをしたいという気持ちもすごくあります」と語り、新たなモチベーションを持って代表活動に参加しているようだ。

「トムさんは『今日の練習は良かった』とか、『今日はエネルギーが足りなかった』とか練習後のハドル(ミーティング)で言ってくれるんですけど、僕は毎練習で『今日の練習は良かったよ』と言ってもらいたいです」

 そう語る竹内は、練習から率先して声を出すなど、質の高い練習ができるような行動を心がけているという。「もちろん、ほかにもエネルギーを出して練習を引っ張っていってくれる選手は何人もいますけど、僕はこれまでいろいろな経験をしてきた分、1日1日いい練習を重ねて試合に臨めるような環境作りをしたいと思っています」。

 現在37歳と大ベテランの域に入った竹内だが、彼の代表参加は若手たちの成長の大きな手助けとなっているだろう。2月26日のチャイニーズ・タイペイ戦、27日のオーストラリア戦で、日本代表はどのような戦いを見せてくれるのだろうか。

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