2022.02.25

地元・沖縄でのW杯予選へ臨むアイザイア・マーフィー「求められることを全力で…」

オンライン会見で意気込みを語ったアイザイア・マーフィー[写真提供]=日本バスケットボール協会
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 2月24日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window2の日本代表候補に選出されているアイザイア・マーフィー広島ドラゴンフライズ)がオンライン会見に応じた。

 沖縄県出身のマーフィーは「これだけ大きい大会で沖縄に戻ってこれるのはすごくいい気持ちです」と語り、「ナショナルチームの一員として戦えることを誇りに思っています。チャイニーズ・タイペイもオーストラリアもいいチームだと分かっているので、戦うのを楽しみにしています」と沖縄アリーナで行われる2連戦に向けて意気込んだ。

 2月の前半には若手中心の代表強化合宿にも参加したが、今回の選出に対しては「正直びっくりました。キャンプでいい成果を残して、もう一度呼んでもらったことは光栄ですし、誇りに思います」と心境を語った。

「身体能力を活かして、高さやリバウンド、ディフェンスと求められることを全力でやっていきたい」と気持ちを高めるマーフィーは、トム・ホーバスヘッドコーチの印象について聞かれると「トムコーチからは合宿を通して、日本のバスケットボールカルチャーを変えたいという思いが伝わってきました。細かい部分まで指示を出すなど、勝つ準備ができているコーチだと思います」と高評価。

 その一方では、広島と代表のプレースタイルの違いに苦しんでいる部分もあるという。

「一番の違いはトムがアナリティカルな(分析、解析する)バスケをすることで、ロングツーポイントは打たず、代わりに3ポイントをを打ちなさいという指導です。自チームでは長いミドルレンジも狙うときがあるので、3ポイントかペイント内での得点を狙うスタイルにアジャストするのが難しかったです」

 また、同じく広島から選出されている寺嶋良については「彼はすごくいい奴だし、同じチームに召集されるのはすごくうれしいことです」とコメント。合宿中も二人で居残り練習をするなど、互いに助け合いながら成長を目指している。

 さらに、代表チームの可能性について質問を受けたマーフィーは「無限の可能性があると思います。ポテンシャルの最大限を出せているとは思っていませんし、これから成長していく可能性が無限にあると思います」と力強く語った。

 可能性に満ちた日本代表は、まずは26日にチャイニーズ・タイペイ戦へ挑む。

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