Bリーグ公認応援番組
『B MY HERO!』
2月26日、男子日本代表は「FIBA バスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Windows2でチャイニーズ・タイペイ戦に臨んだ。
試合を通して相手に主導権を握られ、後手を踏んでいた日本代表だったが、富樫勇樹(千葉ジェッツ)や西田優大(シーホース三河)らの活躍もあり、第4クォーターに見事逆転に成功し、そのまま追いつかせることなくタイムアップ。76-71でホーバス体制初勝利を収めた。
試合後のインタビューで富樫は、「40分間通して、これまで自分たちが練習してきたリズムではなかった」とコメント。反省の弁を述べつつも、「このチームで初めての勝利ということで、自信にしていいところかなと思います」と、トム・ホーバスヘッドコーチのもとでの初勝利を喜んでいた。
また、富樫は「(Windows1の)中国戦の連敗は、トムさんの体制になって最初の試合でああいう負け方をしてしまって、すごくネガティブに捉えている方も多いと思う」と危機感を覚えていたことを示唆。だからこそ、「今までのメンバーとはガラッと変わったメンバーで1勝できたということは、気持ち的に少し楽になったと思います」と今回の勝利の大きさを口にした。
今回の代表活動では、Windows1から引き続きキャプテンを任されている富樫。プレースタイルはまさしく司令塔という富樫だが、「あまり先頭に立って声を出すタイプではない」と、リーダーとしての課題も話していた。
それでも、この試合で見せた劣勢での活躍はさすがの一言に尽きる。その時の心境を問われると、「(チームとして)今回の1勝が必要だったので、勝つために、という感じでした」とコメント。これぞ主将といった風格を見せた。