2022.06.20

U16アジア選手権で日本が過去最高の準優勝…決勝でオーストラリアに敗戦

高いパフォーマンスを発揮し、日本をけん引し続けた川島[写真]=fiba.com
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 6月20日、カタールにて「FIBA U16アジア選手権」の決勝戦が行われ、U16男子日本代表がU16オーストラリア代表と対戦した。

 初の決勝進出を果たした日本は、石口直(東海大学付属諏訪高校3年)、川島悠翔(福岡大学附属大濠高校2年)、小川瑛次郎(羽黒高校2年)、内藤耀悠レバンガ北海道U18)、渡辺伶音(福岡大学附属大濠高校1年)がスターターを務めた。

 試合開始からオーストラリアにリードを奪われるも、石口のスティールから川島のダンクで一時は同点に。その後も川島を中心に得点を重ねる日本だったが、オーストラリアに試合の主導権を握られ、14-19で第1クォーターを終えた。

 続く第2クォーターでも川島が安定した得点力を発揮すると、ルーニー慧(正智深谷高校3年)と鈴木凰雅(福岡大学附属大濠高校2年)が3ポイントをヒット。しかし、今大会をいずれも20点差以上の大差で勝ち上がってきたオーストラリアに、ジリジリとリードを広げられ、32-41で試合を折り返した。

 迎えた第3クォーター、開始から日本の反撃がスタート。スティールから得点につなげるなど、約4分間で10-3のランを作り、中盤には2点差まで詰め寄ることに成功する。しかし、逆転には至らず、その後はオーストラリアに再び突き放され、47-65で最終クォーターへ。

 第4クォーターでも川島や内藤を中心に得点を重ねた日本だったが、オーストラリアの猛攻を受ける苦しい展開に。中盤にはエースの川島がファウルアウトとなり、最後は63-94で今大会初の黒星を喫した。

決勝で敗れたものの、過去最高となる準優勝を果たしたU16男子日本代表[写真]=fiba.com

 過去最高となる準優勝を果たした日本は、川島が23得点7リバウンド2スティール、内藤が10得点4リバウンド3スティール、石口が7得点3スティール、武藤俊太朗(開志国際高校3年)が6得点をマーク。

 日本は今大会の結果により、7月2日から10日にかけてスペインで開催される「FIBA U17ワールドカップ 2022」への出場権を獲得。日本がU17ワールドカップへ出場するのは、八村塁前田悟牧隼利らが出場した2014年大会以来2度目となる。

 ■試合結果
日本 63-94 オーストラリア
  日 本  |14|18|15|16|=63
オーストラリア|19|22|24|29|=94

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