2022.11.05

急成長中の河村勇輝…Window5に向けて「僕の強みを活かすには得点力が必須」

Window5の直前合宿に臨んでいる河村[写真]=日本バスケットボール協会
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 11月4日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window5の直前合宿に参加している河村勇輝横浜ビー・コルセアーズ)が記者会見を行った。

 合宿は11月1日から7日にかけて味の素ナショナルトレーニングセンターで実施。アウェーで行われる今回のWindows5では、11日のバーレーン戦、14日のカザフスタン戦に臨む。

 会見冒頭で河村は「日本代表でプレーできることに感謝して、僕に求められている役割を忠実にこなし、チームの勝利に貢献できるように頑張っていきたいと思います」と意気込みを語った。

 代表招集メンバーから比江島慎宇都宮ブレックス)と西田優大シーホース三河)がコンディション不良で離脱したことについては、「今回はスコアラーの選手がいないので、一人ひとりがステップアップしないといけないですし、僕も得点しなければいけない状況が増えると思います。それでも、僕の役割であるペイントアタックから周りを活かすことはブラさずにやっていきたいなと。あとはディフェンスの部分。オールコートでもハーフコートでも、アグレッシブなプレッシャーをかけるところは僕の強みだと思っています」と語り、自身の役割を全うしながら攻防両面での活躍を目指す。

 前回のカザフスタン戦ではゲームハイの7アシストをマークした河村だが、「特にそこ(スタッツ)は意識していないです。スタッツに表れない部分も大事になってくるので、僕の役割である周りを活かすプレーをして、そこに結果がついてくればなお良し、という感じです」と冷静にコメント。また、得点面での意識について聞かれると「ベストなシュートのタイミングがくれば、思い切りスコアリングしていきたいなとは思っています」と自身の考えを明かした。

「得点できるというプレッシャーを相手にかけることで、脅威になって、守りづらい選手になると思います。僕の強みであるドライブやアシストを最大限活かすためにも、得点力はもちろん必須になってきます。選択肢が多ければ選手としての厚みも出ますし、止められない選手になってくると思うので、そこは積極的に得点にも絡めるように練習しています」

 その言葉通り、今シーズンはBリーグ開幕から得点とアシストを量産し、一際存在感を放っている河村。「代表での経験であったり、トム(・ホーバスヘッドコーチ)さんのアドバイスも含めて、今シーズンは積極的にプレーできていると思います」と代表活動と国内リーグの相乗効果について語りつつ、「今後は積極性だけではなく、安定性も必要になってくると思うので、今はまずチャレンジすることが大事だと思っています」とさらなる成長へと目を向けた。

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