2023.02.22

細川一輝、大学時代を過ごした思い出の地で代表デビューへ「成長した姿を見せたい」

日本代表デビューに期待がかかる細川 [写真提供]=日本バスケットボール協会
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 2月22日、男子日本代表が高崎アリーナで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window6に向けた前日練習を実施。練習の一部がメディアに公開され、練習後にトム・ホーバスヘッドコーチ、選手が囲み取材に応じた。

 日本代表初選出を果たし、前日練習に姿を見せた細川一輝三遠ネオフェニックス)は「緊張していますけど、自分にできることを全力で頑張ろうと思います」と、期待がかかる代表デビュー戦に向けて語った。合宿では「覚えることが多くて大変だった」というが、「覚えるために映像を見たり、オフコートでは選手に話を聞いたりして、コミュニケーションを取っていました」と、“ホーバスジャパン”を経験したチームメートから多くのことを吸収したようだ。

 細川にとって高崎アリーナがある群馬県は、上武大学での4年間を過ごした地であり、特別指定選手として群馬クレインサンダーズでBリーグのキャリアを始めた思い出深い場所だ。「自分の武器ができました。大学で点を取るポジションを任せてもらって、それが今にもつながっていると思います」と4年間を振り返り、「たくさんの方が見に来てくれると思うので、自分の成長した姿を見せられたらと思います」と意気込んだ。

 Bリーグでは日本代表内トップとなる40.7パーセントの3ポイントシュート成功率を記録し、1試合平均10.4得点と高いオフェンス力を誇る。ホーバスHCは初招集の選手へシュートについて細かいアドバイスを送ることが多いが、細川は「『空いたらどんどん打っていい』とだけ言われました」と、日本代表でもいつもどおりのプレーを発揮するつもりだ。

 アジア地区予選はWindow6で最後だが、日本は開催国枠としてすでに本大会への出場権を獲得している。残る2試合に向けて「チャンスだと思っています。自分の武器を表現してアピールしたいと思います」とコメントした。

 23日のイラン代表戦、26日のバーレーン代表戦ともにチケットは完売。満員での試合が予想されるなか、「いつもとは違った雰囲気。多くの方が入ってくれたほうが自分の力になりますし、思いきってプレーできます」と積極性を貫く覚悟だ。

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