2019.02.25

決戦に向けて決意を新たにするトヨタ自動車の馬瓜エブリン「みんなを引っ張っていける存在に」

トヨタ自動車はプレーオフファイナル進出を懸け、三菱電機との第3戦に臨む[写真]=田島早苗
取材歴15年目でミニバス、中学、高校、大学、トップリーグに日本代表と様々なカテゴリーをカバー。現場の“熱”を伝えるべく活動中。

 第20回Wリーグのプレーオフセミファイナル第2戦、大差で敗れた第1戦から立て直し、トヨタ自動車 アンテロープスが三菱電機コアラーズに勝利した。この結果により、セミファイナルは2戦先勝方式のため、ファイナル進出決定は2月25日の第3戦へと持ちこまれた。

 第2戦で13得点6リバウンド、敗れた第1戦でも21得点5リバウンドを記録したトヨタ自動車の馬瓜エブリンは、「昨日(第1戦)は全体的にシュートが入っていなかったのですが、今日はみんなが思いきってシュートを打ってくれたので、(個人的にも)すごく攻めやすかったです」と、試合を振り返る。馬瓜自身、昨シーズンにアイシン・エィ・ダブリュ ウィングスからトヨタ自動車に移籍したため、セミファイナルは2度目。特に初めて戦った昨シーズンのことを「力を出しきれなくて終わった」と言う。その後悔も含め、「今シーズンはレギュラーシーズンをとおしても、すごくいいパフォーマンスができていた」ことから、セミファイナルでは「みんなを引っ張っていけるような存在、みんなの力になりたい」という思いは強かった。「泥臭いというか、ファウルされたりとか、(ゴール下で)もみくちゃにされたりすることもあるのですが、その分、私にディフェンスが寄れば、外が開くので、逃げずに嫌がらずに最後までやりきるということを意識しています」と、言う。

チームをファイナルへ導けるか[写真]=田島早苗

 いよいよファイナル進出を懸けた大一番を迎えるが、馬瓜の決意は変わらない。

「流れが悪くても良くても、大事な場面で頼られるような存在にはなりたいと思って今シーズンずっとやってきました。第3戦でもそういう場面があったら、しっかりとリングに向かっていきたいです」

 その馬瓜だが、プレーだけでなく目を引くのは足元。左足のシューズには人気漫画『ONE PIECE』の主人公、モンキー・D・ルフィーが、右足にはロロノア・ゾロが描かれているのだ。これは、アニメのキャラクターを描いたシューズを着用することがNBA選手の間でも流行っていることに触発されて。今回のイラストは、桜花学園高校時代の後輩に描いてもらったそうだ。

一際目を引くバッシュは、桜花学園高校時代の後輩に描いてもらった一足[写真]=田島早苗

「セミファイナルのタイミングに合わせたわけではありません。これをやろうという発想になったのが遅かったからです」と、馬瓜。とはいえ、「このシューズのお陰で2試合ともがんばれているので、第3戦も“覇気”を出していきたいと思います」と、最後は『ONE PIECE』で使われるワードになぞらえて意気込みを語ってくれた。

文・写真=田島早苗