1月9日、約2ヶ月ぶりに「Wリーグ レギュラーシーズン」の第8週が開催。西地区の3試合が行われた。
ここまで1勝9敗と苦しい戦いを強いられているアイシン・エィ・ダブリュ ウィングスは、山梨クィーンビーズと対戦。前半で奪ったリードを守り抜き、最終スコア57-51で接戦を制した。
試合後にメディアの取材に応じたアイシンAWのキャプテン・近平奈緒子は「とりあえず勝ててよかったなというのが1番にあって、開幕戦で山梨に勝ってから勝ててなかったので、頑張ってきてもなかなか勝てないという状況だったので、今日は勝ててよかったです」と開幕戦以来の白星に胸を撫で下ろした。一方で「その中でもターンオーバーが19。ターンオーバーを減らそうと話してやってきたのに、19というのは反省点です」と反省点も口にした。
近平は両軍最多の15得点を記録。次いで宮下希保が14得点をマークし、勝利に貢献した。
宮下は「山梨と試合をする時にはインサイドが強みになるので、そこが今日はできたと思います。ターンオーバーが個人としてもチームとしても多いので、今日と同じようにやることを徹底して、勝ちたいと思います」と勝因を分析した。
約2ヶ月間のオフシーズンで取り組んだことについて問われると、近平は「1番はディフェンスではプレッシャー、オフェンスではインサイドアタック。ダメな時はフォーメーションのコールもなくて、自分たちのプレーじゃない時にターンオーバーが多く、しっかりとインサイドアタックして、そこから攻めることにフォーカスしました」と回答。宮下は「自分たちは前半戦にハーフコートオフェンスが多かったので、なるべくボールを取ってアーリーで攻めることを練習していました」とコメントした。
後半戦に向けて、近平は「コロナの影響もあり、どこまで出来るか分からないので、目の前にある一戦をチーム一丸となって戦っていきたいなと思います。個人としては、インサイドで求められることが多くなっているので、そこは体を張ってチームを引っ張っていきたいなと思います」と語った。