1月16日、スカイホール豊田にて「Wリーグレギュラーシーズン」の第9週が開催。西地区の3試合が行われた。
山梨クィーンビーズは、西地区2位につけているデンソーアイリスと対戦。第1クォーターをリードして終えた山梨だったが、続く第2クォーターで失速しデンソーに逆転を許す。後半は対等に渡り合い、意地を見せた山梨だったが点差は詰めきれず、最終スコア70-80で敗戦となった。
この試合で山梨の石川明日香がアーリーエントリーでデビューを果たした。石川はベンチから21分間の出場で2本の3ポイントを含む12得点1スティールと活躍。放った8本のシュートの内5本を沈め、高確率に得点を重ねた。
試合を楽しもうという気持ちで臨んだと語る石川は「デビュー戦というのもあって最初は緊張しましたが、シュートチャンスは少ないと思っていたので、チャンスが来た時は思い切りよくシュートを打ちました。シュートが当たっていたので、チームもいい流れになったと思います」とオフェンス面での手応えを感じていた。
一方、この試合27得点10リバウンドをマークした髙田真希とのマッチアップについて聞かれると「髙田選手は当たりも違って、リバウンドもたくさん取られました。簡単にシュートを打たれないように、もっと厳しいディフェンスができるように頑張りたいです」と課題を口にした。
山梨学院大学時代の1年先輩でもある山本由真は「(石川は)シュートエリアの広いセンターなので、ピック&ポップで空いたらシュートというのを練習中やっていました。今日の試合でもしっかりできていたので、今後の試合でも頑張ってもらいたいです」と後輩の活躍へ期待を寄せた。
山梨出身で幼少期からクィーンビーズの試合に足を運んでいた石川は「ここまでバスケットを続けると思ってなかったです。ミニバスの時の監督や指導してくれた人たちに感謝しています」とデビュー戦後の思いを語った。