2021.02.23

ENEOSが激闘を制し東地区1位決定…2015年以来の延長戦に競り勝ちPOセミファイナルへ

攻守に渡る活躍を見せた宮澤[写真]=W LEAGUE
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 2月20日、Wリーグ第11節が行われ、東地区1位のENEOSサンフラワーズは東地区2位の日立ハイテククーガーズと対戦した。

 上位同士の直接対決となったこの試合は、立ち上がりから白熱した展開が繰り広げられた。前半はENEOSが宮澤夕貴、岡本彩也花らの活躍で先行するも、日立ハイテクに追い上げを許し、32-32と同点でハーフタイムへ。

 第3クォーターは点の取り合いとなるも、52-54でリードを許し、最終クォーターへ。第4クォーターは一転して膠着した展開となり、1点を争う攻防の中、一時は宮澤が値千金の3ポイントシュートを沈め、66-65とリードを得るも、その後は互いに譲らず69-69で延長戦に突入。勝負のかかったオーバータイムには、日立ハイテクに先行されるが、宮澤の献身的な活躍や林咲希、中村優花の得点で最終スコア81-75と勝利した。 
 試合後の記者会見に臨んだ宮澤はマッチアップした谷村里佳について言及。この試合、谷村は26得点11リバウンドを記録した。「普段は3番ポジションで出るので、谷村選手のような4番ポジションの選手を守ることはあまりないですが、渡嘉敷選手のアドバイスもあって守りきることができました」とコメントした。

 また、この日のENEOSは実に2015年12月12日以来となる延長戦までもつれる試合を強いられることになった。宮澤と一緒に会見に臨んだ宮崎早織は「疲れましたが、みんなで頑張って走るよう声をかけました。前半は自分のミスが多かったので、延長ではミスなくプレーしようと思いました」と、チームの司令塔として厳しい戦いをチームで乗り切ったと強調。ENEOSはこの勝利で東地区1位が確定、プレーオフに弾みをつけた。
 

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