2022.10.18

【Wリーグ開幕特集】キャプテンの白崎を中心に今シーズンより姫路イーグレッツが参戦

姫路を支えるキャプテンの白崎(右)とPGの文屋 [写真]=Wリーグ
中学や高校、大学などの学生バスケットをはじめ、トップリーグや日本代表と様々なカテゴリーをカバー。現場の“熱”を伝えるべく活動中。

第24回Wリーグは10月19日、国立代々木競技場第2体育館で行われるトヨタ自動車アンテロープスとENEOSサンフラワーズの一戦で開幕。新たに姫路イーグレッツが加わり、14チームによるリーグ戦がスタートするとする。ここではその14チームを紹介。激しい戦いの火蓋が切られる前に、チーム状況を確認してほしい。

文=田島早苗

 昨シーズンのプレステージ・インターナショナル アランマーレに続き、今シーズン、Wリーグへ新規参入したのが姫路イーグレッツだ。名前のとおり、兵庫県の姫路市とその周辺の町村に拠点を置くチームで、現在のWリーグの中では唯一の関西チームとなる。

 今シーズンより指揮を執るのは伊與田好彦ヘッドコーチ。昨シーズンまでの4シーズン、山梨クィーンビーズの指揮官を務めた経験豊富な指導者だ。一方で、選手は15名が初のWリーグ参戦となり、全員がルーキーとなる。そのため、選手のキャリアといった点ではハンディを負うことは否めない。

 だが、大学時代にインカレ出場など実績を残した選手も多く、ロスターの平均年齢が全14チームの中で一番若いこともメリットになるだろう。勢いを前面に出して戦いたいところだ。

 チームをまとめるのはキャプテンの白崎みなみ。チーム最年長でもある白崎は、「Wリーグ サマーキャンプ2022 in 高崎」や「Wリーグ オータムカップ 2022 in 高崎」でも体の強さを生かしたドライブや3ポイントシュートなどから得点を奪取。絶対的なエースとして奮闘した。

姫路の主力選手の一人、センターの須永 [写真]=Wリーグ


 オータムカップではシューティングガードの白崎をはじめ、ポイントガードの文屋萌々華、センターの須永麻美、パワーフォワードの樋口栞帆、スモールフォワードの矢野凪紗らが主軸として試合に多く出場。また、鎌田有芽、岡村優美、吉田沙織らはバックアップメンバーとして気を吐いた。

主軸として出場が見込まれる樋口 [写真]=Wリーグ


 また、同大会では、東京羽田ヴィッキーズに敗れはしたが、77−82の5点差と健闘。翌日の実業団チームの滋賀銀行との試合には敗れたものの、この2試合で、サマーキャンプのときよりも強度が増したディフェンスを披露した。

 姫路の初戦は、新潟アルビレックス BBラビッツと。新潟のホームゲームとなるが、白崎は「アウェーなので雰囲気に飲まれず、新規参入の強みを生かしてアグレッシブに全員で戦い抜きます」と力強く言葉を発する。まずは開幕戦で、記念すべきWリーグ初勝利を奪いたい。

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