トヨタ自動車アンテロープスは5月20日、日本代表の馬瓜ステファニーが2022－23シーズンをもって退団することをInstagramで発表した。

　馬瓜は現在24歳で、182センチ78キロのパワーフォワード。2017年に桜花学園高校からトヨタ自動車に加入すると、2022－23レギュラーシーズンは26試合の出場で1試合平均14得点7.1リバウンド3.8アシスト1.5ブロックをマークした。シーズン終了後、WNBAに所属するニューヨーク・リバティのキャンプに参加。プレシーズンゲームの2試合に出場したものの、開幕ロースター入りは叶わなかった。

　また、3人制を含めた日本代表経験があり、「FIBA 女子アジアカップ 2023」に向けた2023年度バスケットボール女子日本代表チーム 日本代表候補 第1次強化合宿メンバーにも選出された。

　同選手は退団に際し、クラブのInstagramを通じて次のようにコメントした。

「高卒でこのチームに入ってからの6年間、本当に多くの皆さんに支えられ、沢山のことを学び、数えきれないほどの出会いとかけがえのない経験を得ることができました。プロの厳しさを教えられた1年目。自分にできる事を探した2年目。皆に認められたかった3年目。期待に応えようと必死だった4年目。自分のことだけではいけなくなった5年目。そして、自分ではチームを引っ張っているようで、周りに一番支えられた6年目」

「全てが良い事だったわけじゃないし、辛いこともありました。それでも毎日、偉大な先輩(エブリンも含めてね)方から多くのことを教えられ、尊敬できる後輩たちからもたくさん学びました。会場ではファンの皆さんに元気をもらったし、会社の皆さん(特に国内サービス部の皆さん♡)も忙しい中、いつも試合をチェックしてくれていました。コロナ禍で厳しい規制の中、会場を盛り上げてくれた応援団とチアの皆さんや、寝る間も惜しんでチームのために働いてくれるスタッフ」

「本当は一人一人と抱き合いたいくらいだけど、現実的にちょっと難しいので(笑)、ここで感謝を伝えられればと思います。6年間、本当に、本当にありがとうございました。めちゃくちゃ楽しかったです!! このチームに入ることができて私はラッキーでした。そして、これからも皆さんにとってのEnergyであれる様に、いつの日かまたパワーアップしてこの場所に笑顔で戻って来れる様に、頑張ってまいります!!私のわがままを聞いてくれたチームの皆には感謝しかないです!!これからも引き続き、アンテロープスへの応援よろしくお願いします!!本当にありがとうございました」