「すごいこと、今後も楽しみ」、元指揮官の内海知秀氏が女子代表の快挙を称える

女子代表の強化が確実に進んでいると語った内海知秀氏[写真]=fiba.com

 7月23日から29日の期間、インドのバンガロールで行われたFIBA女子アジアカップにおいて「AKATSUKI FIVE」女子日本代表チームが決勝戦でオーストラリアを破り、大会3連覇を達成。30日、平成29年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)の視察に訪れていた内海知秀氏(現札幌大学バスケットボール部シニアディレクター)に女子日本代表のアジア3連覇について話をうかがった。

 内海氏は2013年、2015年のアジア選手権2連覇を果たした時のヘッドコーチを務め、2016年に行われたリオデジャネイロオリンピックでも指揮を執った。内海氏は日本代表の快挙について、「渡嘉敷(来夢)と(準決勝、決勝に関しては)吉田(亜沙美/ともにJX-ENEOSサンフラワーズ)がいない状況でも3連覇できたことはすごいことだと思います」と口にし、「(強豪の)中国やオーストラリア相手に競り勝っているということが非常大きい」と評価した。

 また、優勝できた要因を長岡萌映子、水島沙紀(ともにトヨタ自動車アンテロープス)、藤岡麻菜美、宮澤夕貴(ともにJX-ENEOS)などの“若手の台頭”としつつも、「吉田、大崎(佑圭/JX-ENEOS)、髙田(真希/デンソー アイリス)のベテラン勢が、今まで築きあげてきたものを若い選手たちにしっかりと引き継いでいて、そういう点がうまくいっているのではないかと思う」と分析するとともに、かつての教え子たちを称えた。

 最後に、U19女子日本代表がワールドカップで初の4強入りを果たしたことにも触れ、「今後も楽しみ」と、女子日本代表のさらなる躍進に期待を寄せた。

内海氏はアジア選手権で2連覇に導いた[写真]=fiba.com

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