女子日本、カナダを相手に38点差快勝…三井不動産カップ3連勝

チーム最多となる22得点を挙げた宮澤夕貴 [写真]=大澤智子

 8月7日、高崎アリーナで「バスケットボール女子日本代表国際強化試合2018三井不動産カップ」の最終戦が行われ、FIBAランキング13位の日本代表が同5位のカナダ代表と対戦した。

 町田瑠唯(富士通レッドウェーブ)、水島沙紀(トヨタ自動車アンテロープス)、宮澤夕貴(JX-ENEOSサンフラワーズ)、長岡萌映子(トヨタ自動車)、髙田真希(デンソー アイリス)のスターティングファイブで試合に臨んだ日本は、同点で迎えた第1クォーター開始1分41秒から髙田、町田、宮澤の連続得点で15-0のランに成功。高さで勝る相手に対し、本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ)のスティールからの速攻、赤穂さくら(デンソー)のシュートなどで得点を重ね、25-11で最初の10分間を終えた。

 第2クォーターに入っても日本の猛攻は続く。赤穂さくらや赤穂ひまわり(デンソー)、本橋といったベンチメンバーが活躍し、中盤は約3分間無得点とやや停滞したが、終盤に宮澤が3ポイントを含む連続得点をマーク。46-23とダブルスコアで試合を折り返した。

 第3クォーターは序盤こそ点の取り合いとなったが、残り4分43秒から宮澤が2連続得点を記録すると、同2分6秒に馬瓜エブリン(トヨタ自動車)がバスケットカウント。その後も主導権を譲らず、最終クォーターに入ると根本葉瑠乃(三菱電機 コアラーズ)、三好南穂(トヨタ自動車)のガード陣がシュートを沈め、88-50と38点差で同大会3連勝を飾った。

 トム・ホーバスヘッドコーチは試合後のヒーローインタビューで「すごく良かった。最初から最後まで」と戦いぶりを評価し、「応援もすごかった」と群馬の地に駆けつけたファンに感謝。また、4本の3ポイントを含む22得点を挙げたMVPの宮澤は「チームメートにノーマークを作ってもらって、パスを受けることができた」と話した。

 なお、日本は今後、9月22日に開幕する「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2018」に向けて準備を進めていく。

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