9月22日、スペインのテネリフェにて「FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2018」が開幕し、日本時間23日に女子日本代表がスペイン代表と対戦。試合は前半終了時点で21-39と離されると、最後まで試合をひっくり返せず、71-84で敗れ同大会黒星スタートとなった。
試合後、インタビューに応じたトム・ホーバスヘッドコーチは「ヘッドダウンは絶対せずに最後までがんばった。いい経験になった」と一定の評価をしながらも、「みんなバラバラだった。全員がチームバスケをしなかった。それで個人プレーが目立った」と指摘。「それは日本のバスケじゃない。日本のバスケはチームバスケ」と悔しい敗戦を振り返った。
本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ)をスターティングメンバーに起用したことについては、「3ポイントもあるし、インサイドシュートも決められる。ゲームマネジメントも上手」と理由を述べ、町田瑠唯(富士通 レッドウェーブ)の不調にも触れた。「ここ最近、町田のトップギアを見ていない」と話し、3週間前にねん挫をしたことも明かしたが、最後には「経験のある選手なので、今後チームに必要になる」と期待を寄せた。
日本は23日の21時30分(日本時間)からは、ベルギーとの予選リーグ第2戦を控える。指揮官は「2人のWNBA選手がいて、とてもいいチーム。次の試合も大きなチャレンジになる」と気を引き締め、「切り替えが大事。チーム12人が必要で、若い選手のステップアップも必要。うつむいている時間はない」と前を向いた。