2019.08.23

「女子代表も盛り上げていけるように」5年ぶりに日本代表として国内の試合に出場予定の渡嘉敷来夢

渡嘉敷は5年ぶりに日本代表として国内の試合に出場する予定
取材歴15年目でミニバス、中学、高校、大学、トップリーグに日本代表と様々なカテゴリーをカバー。現場の“熱”を伝えるべく活動中。

「いつもどおりです、私は」

 公開練習後、報道陣の前に立った渡嘉敷は、自身の調子を聞かれると、明るくこう答えた。
 
 足のケガやWNBA(アメリカ)に専念するなどといったことから、2016年のリオデジャネイロ・オリンピック以降、日本代表としての公式戦の出場はなかった渡嘉敷。だが、今年は7月中旬に行われた6次合宿からチームに合流すると、8月の中国遠征にも参加した。

 その中国遠征では、アジアのライバルである中国に65-83に敗退。「前半は相手のペースでした。後半の点数だけを見たら勝っているので、前半の出だしが悪かったかなと。あとは正直なところ相手の方が3Pシュートもトランジションも良かった。そこを日本が負けてしまうと、どこと戦っても勝てなくなってしまうので、そこは世界一を目指していかないといけないと思います。

 自分が加わって勝てなかったのは悔しいし、個人的には中国に負けたことはなかったので、そこも悔しかったのですが、逆に『その負けがあったから』と言えるように頑張ろうと思っています」と語った。

 それでもしっかりと課題は見えたようで、「帰りの飛行機などでも(中国との)試合を何回も見返したのですが、ああすればいい、こうすればいいという答えが見つかりました。まずは練習して、次に生かしたいです」と発する。

 そんな渡嘉敷に対し、「日本代表でのプレーは久しぶりだけど、少しずつ(調子も)上がってるいる。気持ちやエネルギーがある」と、トム・ホーバスヘッドコーチも信頼を置いている様子。渡嘉敷自身も「今に満足せずに上を目指したいです」と、笑顔を見せた。

 翌日に控えた「三井不動産カップ2019」は、渡嘉敷が日本代表として国内の試合に5年ぶりに出場する大会となる。

「久しぶりなので、みなさんに(所属する)JX-ENEOSサンフラワーズではなくて、日本代表の渡嘉敷来夢を見ていただけるように。そして男子代表だけでなく、女子代表もしっかりと盛り上げていけるようにしたいです。でも、楽しみです。埼玉なんでなおさら」と、出身地でもある埼玉での国際強化試合に渡嘉敷も声を弾ませていた。

文=田島早苗

女子日本代表も盛り上げていきたいと渡嘉敷