日本代表に復帰したエースの渡嘉敷来夢、アジア杯では「インパクトを残したい」

攻守に渡り活躍をが光った渡嘉敷 [写真]=伊藤 大充

 8月25日、さいたまスーパーアリーナにて「バスケットボール女子日本代表国際強化試合2019 三井不動産カップ」第4戦が行われ、女子日本代表がチャイニーズに81-58で快勝した。

 24日の第3戦同様、スターティングファイブの名を連ねた渡嘉敷来夢(JX-ENEOSサンフラワーズ)は、試合をとおして11得点5リバウンドをマーク。「昨日よりかは気持ち的にも身体的にも楽だったかなって感じます」と、試合を振り返った。今大会は、9月に開催される「FIBA女子アジアカップ2019」への調整も意図されている。同大会では、順当に勝ちあがるとオーストラリアや中国といったアジアの雄と対戦する可能性がある。

 渡嘉敷は中国に勝つために「普通にポストアップしたら負けるけど、高さとスピードを活かしたドライブは通用してた。あとは気持ちで負けないこと」と話す。また、オーストラリアには、エリザベス・キャンベージというスコアラーいる。日本のエースは「楽しみですね。燃えます。貴重な経験なので1回1回を大切にしたいです」と闘志を燃やす。

アジア杯に向け意気込む渡嘉敷 [写真]=伊藤 大充

 また、渡嘉敷は現在の代表について「雰囲気はいいと思います」と一言。一方で「ただミスが多くて、1人が元気なくなるとみんなが元気なくなってしまうことがあるので、そこは自分がみんなに声をかけています」とコメントした。

 渡嘉敷はアジアカップへの意気込みを問われると、「オリンピックが1番大事」と口にしたが、「そのために1つ1つの大会をクリアして、見つかった課題をクリアしていきたいと思います。まだみんなとやっている時間が短いので、練習では生まれないことを大会で見つけて、みんなと話していきたい。今の自分のレベルと日本のレベルも知りたいですし、帰ってきて初めての大会なので優勝はしたいです。インパクトを残したいです」と意気込んだ。

 そして最後は、「東京オリンピックで結果を出して『やっぱり渡嘉敷を見たい』ともらえるように、自国開催なので女子日本バスケを盛り上げていきたい」と今後を見据えた。

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