2021.08.02

予選突破も赤穂ひまわりに油断なし「もっと日本のスタイルを突き詰めて…」

赤穂は12得点7リバウンド5アシストをマークした[写真]=fiba.com
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 8月2日、女子バスケットボールの予選ラウンドが行われ、日本代表は102−83でナイジェリア代表に勝利を収めた。

 この勝利により、女子日本代表は2勝1敗で決勝トーナメント進出を決めた。赤穂ひまわり(デンソーアイリス)は25分22秒の出場で7本中5本のフィールドゴールを決めると、12得点7リバウンド5アシストをマーク。チームハイのリバウンドに加えて、アシストもチーム2位と、オールラウンドな活躍を見せた。

 赤穂の試合後のコメントを日本バスケットボール協会(JBA)が掲載している。

 試合を振り返り「試合前に(トム・)ホーバスヘッドコーチから、“相手はアグレッシブに来るので気持ちが大事だよ”と言われていました。それなのに、入りで相手に押され気味になってしまったのは反省点です」とコメント。

 また、赤穂は「相手のディフェンスでプレッシャーはかかっていましたが、それでも負けずにドライブに行こうと思っていました。前半は相手のゾーンディフェンスに対し、林(咲希)選手の3ポイントシュートが当たって、そこで攻めることはできていましたが、自分のプレーはできていませんでした。マンツーマンディフェンスでもう一度相手がプレッシャーをかけてきたら、積極的にアタックしようと思っていましたし、後半はそれが出せて良かったです」と話し、試合の中でしっかりと自身のプレーを修正できたようだ。

 負けた時点で終わりの決勝トーナメントについて聞かれると「今日からすでに負けたら終わる戦いがはじまっていたと思っています。今日の試合に勝って次に進むことが決まりましたが、これからはより一層強いチームとの対戦が続くので、もっと日本のバスケットスタイルを突き詰めて戦っていきたいです」と力強く語った。

 結果だけを見れば19点差の快勝だったが、赤穂に慢心や油断はない。よりプレッシャーのかかるトーナメントで、日本の背番号「88」はさらなる輝きを放つだろう。

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