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執拗なマークで相手を苦しめた東藤[写真]＝fiba.com
8月4日、女子バスケットボールの準々決勝が行われ、日本代表は86－85でベルギー代表に勝利し、日本バスケ史上初となるオリンピックでベスト4進出を果たした。
得意な3ポイントシュートを警戒したベルギーのディフェンスに苦しんだ日本。だが、それでも僅かな隙を作ってシュートを放ち、終わってみれば14本の3ポイントシュートを沈めて勝利を引き寄せた。
対するベルギーもシューターたちが意地を見せる。その中で得点力の高い選手たちのマークを任されたのが東藤なな子（トヨタ紡織サンシャインラビッツ）だ。
指揮官からもディフェンスで高評価を受けている東藤は、タイトな動きで相手を苦しめ、20歳とは思えない落ち着きと献身的なプレーで快挙達成に一役買った。
東藤の試合後のコメントを日本バスケットボール協会が掲載している。
「ベルギーは判断が早いチームです。私の役割はディフェンスなので、コートに出たら先手を取ってやろうと思っていました。最初にプレッシャーをかけることはできましたが、その後に相手の判断の早さについていけない部分があったので、そこはこれからの反省点です」と東藤は、ディフェンスで一定の手応えを感じながらも課題を口にする。
さらには「第3クォーターに10点くらい離されて、そこからどんな結果になるかは誰にも分からなかったです。でも、そのときにこそ、自分たちを信じて目の前のボールを追いかけるだけだと思っていました。コートに出ている先輩方はその通りのプレーをしていたので、集中力を継続することの大事さを見ていて学びました」とも語った。
チーム最年少は「次の準決勝に勝って、もう一回勝てば金メダルなので、もう一度集中力を切らさずに、また日本のバスケットを世界のスタンダードにできるように頑張りたいです」と決意を新たにしていた。
