2021.08.08

女子日本代表決勝で敗退…アメリカが五輪7連覇達成/東京オリンピック

日本の司令塔して最後まで奮闘した町田瑠唯 [写真]=fiba.com
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 8月8日、東京オリンピックバスケットボール女子の決勝が行われ、日本代表がアメリカ代表と対戦した。

 フランスとの準決勝を87−71で勝利して初の決勝進出を果たした日本。五輪7連覇を目指すアメリカに対して、スターティング5は髙田真希(デンソーアイリス)、町田瑠唯(富士通レッドウェーブ)、林咲希(ENEOSサンフラワーズ)、宮澤夕貴(富士通)、赤穂ひまわり(デンソー)で臨んだ。

 アメリカに先制点を奪われた日本は、髙田がゴール下でシュートをねじ込み初得点を挙げる。それでもアメリカは試合序盤から得点源の林と宮澤の3ポイントシュートを徹底マーク、シュートを打たさせない。終盤、ベンチスタートの本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ)が2本連続で3ポイントを決めるが、14−23で9点のビハインドを第1クォーターを終了。

 ベンチスタートの東藤なな子(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)のシュートや本橋の3ポイントでビハインドを縮めるも、アメリカはペースを渡さない。再三日本はアメリカのゴール下まで攻め込むも、ブロックショットやパスカットで連続得点を許さなかった。前半終了間際、日本は赤穂がロングスリーを決めて後半に望みをつなげる。

 39−50と11ビハインドで迎えた後半、日本はボールを持ったプレーヤーに2人で守りにいくトラップを仕掛けてペースをつかもうとする。すると町田のドライブからレイアップシュートを決め、第3クォーターは日本の得点からスタート。対するアメリカは高さを生かしたインサイドからの攻撃を繰り返し、日本にペースを渡さない。

 56−75と19点ビハインドで迎えた最後の10分、オールコートのディフェンスで活路を見出そうとする。消耗戦の様相にもなった第4クォーター、日本は最後まで攻防にわたって奮闘するも力及ばず。結局75−90でアメリカが勝利。大会7連覇を達成した。

 女子日本代表は日本のバスケ史上初となる五輪での銀メダルを獲得。今大会の奮闘ぶりに拍手を送りたい。

■試合結果
アメリカ 90−75 日本
アメリカ|23|27|25|15|=90
日  本|14|25|17|19|=75

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