2022.02.11

高い得点力を発揮した馬瓜ステファニー「お姉さん方が好きなようにやらせてくれる」

チームハイの18得点を挙げ、勝利に大きく貢献した馬瓜[写真]=伊藤大允
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 2月10日、「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022(以下ワールドカップ)予選」、日本対カナダがおおきにアリーナ舞洲(大阪市)で行われ、日本は延長戦の末86-79で勝利を飾った。

 この試合でチームハイの18得点に加えて、4リバウンド2スティール2ブロックをマークした馬瓜ステファニー(トヨタ自動車アンテロープス)は試合後の会見で「前半ではなかなか自分たちのペースがつかめずに相手に一方的にやられてしまったんですけど、後半にしっかりと切り替えて、相手が疲れてきたところで全員がリングに向かっていけたのが良かったと思います。オーバータイムになれば自分たちに分があるなと考えていたので、最後まで走り切れて良かったです」と激闘を振り返った。

 日本は17点ビハインドで試合を折り返すと、ハーフタイムには選手たち自身が話し合い、立て直しを図ったという。第3クォーターには一時20点差まで広げられたが、その後流れをつかんだ日本は、後半だけで50得点、さらに延長戦では13得点を奪い、見事な逆転勝利を成し遂げた。

「前半は周りの選手が見すぎていたので、みんなが『自分が行くんだ』という気持ちを持てば、いいリズムができるんじゃないかと話していました。後半はそれぞれが自分のやりたいようにプレーできたと思いますし、足を止めないことを最後まで意識してやれました」

 東京オリンピックとアジアカップのメンバーに加え、渡嘉敷来夢(ENEOSサンフラワーズ)の復帰など、新たな布陣で今大会を戦っている女子日本代表だが「お姉さん方が自分たちの好きなようにやらせてくれるというのはすごく大きいですし、ダメだったときには周りがカバーしてくれます」と現在23歳の馬瓜は語り、頼れる先輩たちのもとで本来の力を発揮できているようだ。

 2月13日の18時からは、ジョンケル・ジョーンズがエースとして君臨するボスニア・ヘルツェゴヴィナとの一戦に臨む。

「ジョーンズ選手が筆頭で、周りの選手の情報がすごく少ないんですけど、自分たちのやるバスケットを変えることはないと思います。最後まで自分たちのバスケットをやり切って、どんな相手に対しても向かっていけるように頑張っていきたいです」と力強く意気込んだ馬瓜。相手はWNBAのシーズンMVPを受賞しているスター選手が率いるチームだが、日本は若手とベテランが融合した新たなチーム力で勝利を目指す。

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