2022.06.26

U16女子アジア選手権で日本が初黒星…後半に猛追するもオーストラリアに敗戦

チームハイの13得点を挙げ、日本をけん引した深津唯生[写真]=fiba.com
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 6月26日、ヨルダンのアンマンで「FIBA U16女子アジア選手権大会 ヨルダン2022」が行われ、U16女子日本代表がグループラウンドの第3戦でオーストラリア代表と対戦した。

 2連勝中の日本はこれまでの2試合と同じ、黒川心音(桜花学園高校2年)、田中こころ(同2年)、深津唯生(同1年)、八木悠香(京都精華学園高校2年)の4選手に加え、大上粋奈(広島県立広島皆実高校2年)を先発として起用した。

 試合開始からオーストラリアに17-0のランを作られた日本は、黒川がジャンプシュートで初得点を奪う。その後は山田英真(桜花学園高校2年)と三次真歩(広島県立広島皆実高校3年)が得点を重ねると、終盤には榎本麻那(岐阜女子高校2年)が3ポイントを決め、9-24で第1クォーターを終えた。

 続く第2クォーターでも開始からオーストラリアに連続得点を許すが、中盤に東紅花(福岡大学附属若葉高校2年)が長距離砲をヒット。終盤には三次が自身のスティールから得点を奪うと、八木がバスケットカウントを獲得し、3点プレーを成功させる。さらに山田のジャンプシュートも決まるが、22-41と点差を広げられて試合を折り返した。

 迎えた第3クォーター、日本はサイズのあるオーストラリアを相手に、豊富な運動量で反撃に出る。中盤に深津が3ポイントを決めると、直後にスティールから連続得点を奪う。激しいディフェンスから流れをつかんだ日本は、黒川も3ポイントを含む連続得点を挙げると、40-53と点差を積めることに成功する。

 勝負の第4クォーター、開始から田中と深津が立て続けに得点を挙げて1ケタ点差とすると、中盤には上野心音(聖和学園高校3年)の3ポイントと、榎本のバスケットカウントで4点差に。その後、再び10点差に突き放されるも、粘る日本は試合残り1分を切って、5点差まで詰め寄る。しかし、逆転には至らず、最後は65-73で今大会の初黒星を喫した。

 最大25点差から猛追した日本は、深津が13得点9リバウンド2スティール1ブロック、八木が10得点4リバウンド、田中が8得点4スティール、榎本が8得点、黒川が7得点4アシスト、山田が6得点9リバウンド2スティールをマークした。

 次戦、27日に日本はニュージーランド代表と対戦する。

■試合結果
日本 65-73 オーストラリア
  日 本  |9|13|18|25|=65
オーストラリア|24|17|12|20|=73

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