2022.08.08

状況判断の重要性を語る本橋菜子「チャンスを見逃さずに試合に臨んでいきたい」

ラトビア代表との三井不動産カップに向けて意気込みを語った本橋[写真]=伊藤 大允
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 8月4日、「三井不動産カップ2022(宮城大会)」に向けて強化合宿を行っている女子日本代表(FIBAランキング8位)の本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ)がオンライン会見に応じた。

 9月22日からオーストラリアで開催される「FIBAワールドカップ2022」に向けて強化を行っている女子日本代表は、8月11日・12日にFIBAランキング24位のラトビア代表と対戦する。

 ゼビオアリーナ仙台で行われるラトビアとの「三井不動産カップ2022(宮城大会)」について本橋は、「日本の皆さんの前でできる貴重な試合だと思います。5月から合宿を重ねてきているので、精度の高いバスケットをお見せできるように頑張りたいです」と意気込んだ。

「オールコートでの早い展開は変わらず練習している」と話す本橋は、「ハーフコートでは相手がどんなディフェンスをしているかを、その場で瞬時に判断してプレーできるように練習しています」と状況判断の精度を高めるべく練習を重ねているという。

 また、ラトビア戦への対策を聞かれると、「1・2・3番の外角の選手はみんな3ポイントシュートの確率が高いというのを聞いていて、練習でもシューターに対するチェックは最後まで厳しくやり切ろうとチーム全体でなっているので、しっかりと表現していきたいです。あとはローテーションもどんどん起きるので、チーム全体で誰がシューターなのかを見極めて、チームディフェンスをやっていけたらなと思っています」と明確にディフェンスのビジョンを示した。

 今回の代表には本橋を入れて4人のポイントガードが選出されており、WNBAで活躍する町田瑠唯(ワシントン・ミスティックス)なども含め、迫るワールドカップに向けて今回も厳しい司令塔のポジション争いが予想される。

「ポイントガードとセンターが起点となってプレーすることが多いので、そこをしっかりリードできるようにやっていきたいと思っています」

 これまでに代表選考を勝ち抜き、東京オリンピックなどの大舞台を経験してきた現在28歳の本橋は、「今までもそうでしたけど、一瞬のチャンスを見逃さずにシュートを狙っていきたいなと思っています。今はそこまでそれができていない感触があるので、状況判断をしっかりして、チャンスを見逃さずに試合に臨んでいきたいです」と力強く語り、自身のプレーにフォーカスしているようだ。

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