2022.08.12

女子日本代表がラトビアに2連勝を飾る…宮崎、東藤、オコエが3Pを高確率でヒット

放った4本の3ポイントをすべて沈め、12得点を挙げた宮崎 [写真]=伊藤 大允
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 8月12日、ゼビオアリーナ仙台で「三井不動産カップ2022(宮城大会) 女子国際強化試合」が開催。女子日本代表(世界ランキング8位)が女子ラトビア代表(世界ランキング24位)との第2戦に臨んだ。

 9月末に開幕する「FIBA女子ワールドカップ2022」に向けて強化を進める日本は、ラトビアとの初戦に勝利。第2戦では赤穂ひまわり(デンソーアイリス)以外のスターターを変更し、渡嘉敷来夢(ENEOSサンフラワーズ)、本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ)、宮澤夕貴(富士通レッドウェーブ)、東藤なな子(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)が先発を務めた。

 試合は赤穂が早い展開から日本の初得点を挙げると、東藤と渡嘉敷が追加点を重ねる。接戦になるも、中盤に宮崎早織(ENEOS)と平下愛佳(トヨタ自動車アンテロープス)の3ポイントが連続で決まり、日本が試合の主導権を握る。

 ラトビアがゾーンディフェンスを仕掛ける場面もあったが、宮崎が再び3ポイントをヒット。さらに、馬瓜ステファニー(トヨタ自動車)はオフェンスリバウンドを押し込んでリードを広げる。その後は点差を詰められるが、終盤に宮澤の長距離砲も決まり、23-20で第1クォーターを終えた。

 続く第2クォーター、序盤から東藤が2本の3ポイントを含む8得点を立て続けに奪う。馬瓜も追加点を奪うが、中盤は互いに得点が止まる膠着状態に。オコエ桃仁花(富士通)と赤穂がフリースローで得点をつなぐと、終盤には宮崎が3本目の3ポイントを射抜く。さらに、試合残り1分を切ってから東藤も3ポイントを決めると、ラストプレーでは渡嘉敷のアシストから朝比奈あずさ(筑波大学1年)が得点し、43-31で試合を折り返した。

 迎えた第3クォーター、日本はアグレッシブなディフェンスからスティールを奪うも得点に結びつかず、後半開始から約4分間にわたって無得点となる。ジリジリと点差を詰められるも、山本麻衣(トヨタ自動車)が鋭いドライブからレイアップを決めると、終盤には本橋が存在感を発揮。本橋は3ポイントとミドルシュートを沈めると、東藤の得点を演出する。日本はチーム全体で9得点にとどまるも、馬瓜のブロックなどで相手の得点も抑え、52-38で最終クォーターへ。

 第4クォーター開始からオコエが連続3ポイントを沈めてチームに勢いをつけると、髙田真希(デンソー)もフリースローで追加点を奪う。さらに、中盤にはオコエ、宮崎、赤穂が次々と3ポイントを決めて、日本が一気にリードを拡大。最後は74-48で日本が勝利を収めた。

 2連勝を飾った日本は、東藤が3本の3ポイントを含む16得点、宮崎が放った4本の3ポイントをすべて沈め12得点4アシスト、オコエが3本の3ポイントを含む10得点、渡嘉敷と赤穂が6得点をマークした。

■試合結果
女子日本代表 74-48 女子ラトビア代表
日  本|23|20|9|22|=74
ラトビア|20|11|7|10|=48

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