2022.09.08

女子日本代表の高田キャプテンがメディア対応…「初戦をしっかり勝って波に乗りたい」

記者会見で初戦の重要性を強調したキャプテンの高田真希 [写真]=バスケットボールキング編集部
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 9月8日、FIBA女子ワールドカップ2022に出場する女子日本代表が決定。リモートで行われた会見で恩塚亨ヘッドコートが選手名を読み上げるスタイルで世界大会に臨む12名が発表された。

 恩塚HCがメディア対応を行った後、会見に臨んだのが髙田真希。東京オリンピックで日本バスケ史上初の銀メダル獲得に貢献したベテランが、その時と同様に今回のワールドカップでもキャプテンを務める。

 女子代表は5月から休みをはさみながら合宿を行い、選手選考とチーム作りを行ってきた。「(日本の女子の)特徴である走ること、ディフェンスをタフに行う、スリーポイントを狙うスタイルに変わりはありません。それに加えて頻繁にメンバーチェンジを行ったり、頭を使うプレースタイルはこれまでと違うと思います」と、髙田は恩塚バスケのスタイルを解説してくれた。

 新しいメンバーが入ったことで気になるのがコンビネーションの部分。髙田はそれについても手応えを感じているようだ。

「合宿を重ねるごとに良くなってきていますし、お互いの理解度も高まっていることは、練習の中で実感しています。ただ、まだまだ課題はたくさんあると思いますし、現段階でできる最善のパフォーマンスを出すことが今の目標だと思うので、まだまだやるべきことはたくさんあると思いますけど、今できることを最大限発揮していきたいなと思います」

 大会に向けて「どのチームも強豪なので、簡単には勝てないですし、だからこそ、初戦が大事になってくると思います。マリはフィジカルも強いですし、身体能力も高いので、その中で、どうやって自分たちの流れをつかんでいくか」と、マリ戦にまず焦点を合わせる。

 さらに「自分たちが気持ちよくバスケットするためには、やっぱり初戦を勝つことで勢いにも乗れますし、自信にもなります。東京オリンピックでも同様で、やはり初戦のフランスに勝ったことで自信を得られて、勢いもどんどん増しました。ですから、初戦をしっかり勝ちきることが自分たちにとっては一つひとつ大切になっていきます」と力を込めた。

 恩塚HCは今大会の目標を「金メダル獲得」と見据える。それを達成するためにも大会の入り方が重要。キャプテンの髙田は9月22日のマリ先に向けて集中力を高める。

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