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Bリーグ公認応援番組
『B MY HERO!』
20歳ながら経験豊富な鳥海 [写真]＝斎藤寿子
8月29日から9月1日にかけて武蔵野の森総合スポーツプラザで開催される「三菱電機 WORLD CHALLENG CUP 2019」。3回目を迎える今年、及川晋平ヘッドコーチ率いる男子日本代表は、オーストラリア、イラン、韓国と対戦する。ここでは6人の男子日本代表注目選手を紹介する。2人目は鳥海連志（パラ神奈川スポーツクラブ）
現在、多くの若手が台頭し、経験豊富なベテランとの融合がチーム力アップの源となっている男子日本代表。その“先駆者”ともいうべき存在が、鳥海連志だ。
2014年、当時はまだほとんど無名に近かった鳥海だが、その潜在能力の高さに注目した及川晋平ヘッドコーチが代表候補の強化合宿に招集したのをきっかけに、飛躍的な成長を遂げてきた。
2015年にリオデジャネイロパラリンピックの切符がかかったアジア・オセアニアチャンピオンシップスで代表デビューを果たすと、翌2016年にはチーム最年少の17歳でリオパラリンピックに出場した。その後も、常に12人の代表メンバーに入り、今や欠かすことのできない主力の一人となっている。
世界トップクラスのアグレッシブさとスピードには特に注目だ。オフェンスではキレのある動きで相手を翻弄し、ディフェンスでは執拗なまでの粘り強さを見せる。ボールへの執着心が強く、転倒も怖れないプレーには凄みを感じる。相手にとってこれほど嫌な相手はいない。
積極的なプレーが持ち味だ [写真]＝斎藤寿子
年齢は20歳とチームの中では2番目に若いが、経験値は若手の中では圧倒的で、コート上での貫禄は他のベテラン勢をもしのぐほどだ。また、ベンチでも積極的に声を出し、チームを盛り上げることも忘れない。
最近では「自分がシュートを入れることよりも、どうすれば、チームメートが気持ちよくシュートを打てるかを考えている」と語り、アシストにも磨きをかけている鳥海。MWCCではどんなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。
文＝斎藤寿子
