2021.07.28

ドイツがナイジェリアとの接戦制して大会初勝利…ワグナーが12分で17得点の活躍/東京オリンピック

チームをけん引する活躍を見せたワグナー[写真]=Getty Images
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 7月28日、東京オリンピック バスケットボール男子の予選ラウンドは3日目を迎え、グループBのドイツ代表(FIBAランキング17位)がナイジェリア代表(同22位)が対戦した。

 ともに初戦を落としていた両者の試合は、立ち上がりから拮抗した展開となる。第1クォーター終盤にドイツはモリッツ・ワグナーの3ポイントなどで一時10点のリードを作る場面もあったが、ナイジェリアのジョーダン・ヌウォラらに3ポイントを決められ、結局24ー21と3点のリードにとどまって最初の10分間を終える。

 続く第2クォーターは。開始早々にナイジェリアに逆転を許すことに。ドイツはワグナーがスティールから3点プレーを成立させるなどでスコアを重ねるも、中盤までは追いかける展開が続く。しかし、前半残り3分48秒にヨハネス・フォウクトマンのフリースローで41-40と再逆転すると、以降は僅かながらドイツがリードを維持したまま時間が経過。その後、再びリードを奪われながらも、前半終了間際にマオド・ローが3ポイントを沈めて50-50と同点で後半へ。

 後半は序盤からヌウォラの3ポイントでナイジェリアに続け様に得点を奪われ、55-66と一気に11点差に。それでもドイツは、アンドレアス・オブストやフォウクトマン、ワグナーらが3ポイントを沈めて点差を詰めると、第3クォーター残り1分48秒にはフワグナーのダンクで68-68と同点に。その後は拮抗した展開が続き、74-74で最終クォーターへ。

 最後の10分間、ドイツはダニロ・バルテルが続け様にレイアップを沈め、守備では相手のオフェンスファウルを誘うなど攻守に存在感を放つ。試合時間残り4分6秒にはそのバルテルが3点プレーを決め、88-81とリードを7点に。さらにオブストのディープスリーやローのフローターシュートも決まり、ドイツは一気に点差を広げていき、最終スコア99-92で接戦を制した。

 ドイツはフォウクトマンがチームトップの19得点をマーク。また、ワグナーはファウルトラブルに苦しむも12分15秒のプレータイムで17得点を挙げるハイパフォーマンスを見せた。敗れたナイジェリアはヌウォラが7本の3ポイントを含む33得点を挙げるも、後半に失速して勝利には届かなかった。

■試合結果
ナイジェリア 92-99 ドイツ
ナイジェリア|21|29|24|18|=92
ドイツ|24|26|24|25|=99

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