キャリア12年で平均18.1得点を残したラヒム、アメリカ代表にも選出
12月12日(現地時間11日)、Gリーグはマルコム・ターナーに代わり、シャリーフ・アブドゥル・ラヒム(元バンクーバー・グリズリーズほか)がトップに就任することを発表した。
“I’ve seen firsthand the NBA G League's remarkable growth under Malcolm’s leadership, and I look forward to working with the players, teams and my colleagues to take the league to even greater heights.”
– @ShareefAbdur_R on his new role as #NBAGLeague President pic.twitter.com/B8eLnqQhWL
— NBA G League (@nbagleague) December 11, 2018
ターナーは来年2月2日(同1日)からバンダービルト大のアスレティック・ディレクターに就任するため、来年1月12日(同11日)をもって辞任することとなる。
ラヒムはリリースの中で、こう語っている。
「私は『NBA Gリーグ』と共に、このようなきわめてすばらしい機会をいただくことができ、感激しています。マルコムのリーダーシップの下、Gリーグが驚くべき成長を遂げてきたことを私は目の当たりにしてきました。選手たちやチーム、そして私の同僚たちと共に、このリーグをさらなる高みへと引き上げるべく、取り組んでいくことを楽しみにしています」。
現在42歳のラヒムはカリフォルニア大1年次に平均21.1得点8.4リバウンドを挙げて、1996年のNBAドラフトへアーリーエントリー。アレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)、マーカス・キャンビー(元デンバー・ナゲッツほか)に次ぐ1巡目全体3位でバンクーバー・グリズリーズから指名されてNBA入りを果たした。
206センチ102キロと均整のとれた身体とスキルを兼備し、ルーキーシーズン(96-97)からチームトップの平均18.7得点に6.9リバウンドを記録し、オールルーキーファーストチームに選出。
翌97-98シーズンからは5シーズン連続で平均20得点7.0リバウンド以上をマークし、リーグ有数のスコアリングフォワードとして活躍。2000年にはシドニーオリンピックのアメリカ代表として金メダルを獲得、02年には自身唯一となるオールスターに選ばれた。
NBAキャリア12シーズンで、ラヒムはグリズリーズ、アトランタ・ホークス、ポートランド・トレイルブレイザーズ、サクラメント・キングスでプレー。
ラヒムは巧みなポストプレー、安定感抜群のミドルレンジジャンパーとフリースローで得点を量産。試合終盤の勝負どころで1対1からポストプレーを任されることも多々あった。通算830試合(うち先発は704試合)に出場したラヒムは、平均34.8分18.1得点7.5リバウンド2.5アシスト1.0スティールという成績を残している。
Gリーグのトップに就任したラヒムには、今後大きな注目が集まることだろう。