怒とうの3ポイント攻勢を見せたJR・スミス、第5戦でファイナル記録に迫る7本を成功

ウォリアーズのカリー(右)と対峙するキャブスのスミス(左) [写真]=Getty Images

 6月13日(現地時間12日)にオラクル・アリーナで行われたNBAファイナル第5戦で、クリーブランド・キャバリアーズがゴールデンステート・ウォリアーズに120-129で敗れ、1勝4敗の成績でタイトル獲得を逃した。

 現地メディアの『The Ringer』は「もちろん勝者はウォリアーズだった。しかし、この日はJR・スミスの夜でもあった」と表現。キャブスの先発シューティングガードを務めたスミスは、52-69で迎えた前半終了間際に2本連続で3ポイントを沈め、11点差に詰め寄る働きを見せた。

 試合をとおして25得点をマークしたスミスは、8本中7本の3ポイントに成功。レイ・アレン氏(元ボストン・セルティックス)が2010年に打ちたてたファイナル最多記録の8本まであと1本に迫る活躍だった。

『The Ringer』はスミスについて、「かつては相手選手の靴紐をほどくなどトラブルメーカーとして知られたが、今や娘を持つ父親になり、ファイナルに進出するチームの重要な1人として役割を果たすようになった」と言及し、「美しいキャリア」と称賛した。また、「NBAの未来では、ステフィン・カリーケビン・デュラントを持つゴールデンステートが輝きを放つだろうが、スミスが見せてくれたような、彼らに対抗する勇敢な戦いも、私たちは味わい楽しむべきなのだ」と結論づけた。

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