6月13日(現地時間12日)にオラクル・アリーナで行われたNBAファイナル第5戦で、クリーブランド・キャバリアーズがゴールデンステート・ウォリアーズに120-129で敗れ、1勝4敗の成績でタイトル獲得を逃した。
現地メディアの『The Ringer』は「もちろん勝者はウォリアーズだった。しかし、この日はJR・スミスの夜でもあった」と表現。キャブスの先発シューティングガードを務めたスミスは、52-69で迎えた前半終了間際に2本連続で3ポイントを沈め、11点差に詰め寄る働きを見せた。
JR Smith pulled up from the parking lot. #SCtop10 pic.twitter.com/saYY6Bb5uE
— SportsCenter (@SportsCenter) June 13, 2017
試合をとおして25得点をマークしたスミスは、8本中7本の3ポイントに成功。レイ・アレン氏(元ボストン・セルティックス)が2010年に打ちたてたファイナル最多記録の8本まであと1本に迫る活躍だった。
『The Ringer』はスミスについて、「かつては相手選手の靴紐をほどくなどトラブルメーカーとして知られたが、今や娘を持つ父親になり、ファイナルに進出するチームの重要な1人として役割を果たすようになった」と言及し、「美しいキャリア」と称賛した。また、「NBAの未来では、ステフィン・カリーやケビン・デュラントを持つゴールデンステートが輝きを放つだろうが、スミスが見せてくれたような、彼らに対抗する勇敢な戦いも、私たちは味わい楽しむべきなのだ」と結論づけた。